関東大震災の被災状況がわかる地図

1923年(大正12年)に起きた関東大震災の被災状況がわかる地図を紹介します。

なお、当時は必ずしも「関東大震災」と呼ばれていたわけではないので、 国立国会図書館オンラインで関連資料を検索する際はいくつかの文言をお試しください。 (例)「帝都大震(災)」、「大正大震(災)」、「東京大震(災)」など

目次

1. 当館所蔵資料

1-1.デジタル化資料

当館所蔵資料のうち、デジタル化しているものには以下があります。

1-2. 非デジタル化資料

以下の資料はデジタル化していませんが、東京本館地図室で閲覧可能です。

以下の資料は被災直後に作成されたと推測される実務的な地図です。救護所・食糧配給所の設置場所、警備体制、交通状況等が記載されています。いずれも被災状況を端的に示すものではありませんが、間接的に被害の甚大さを伝えています。

なお、被災直後に参謀本部陸地測量部が作成した『震災地応急測図原図』は当館に所蔵がありません。当該資料は国土地理院に所蔵されています。また、日本地図センター外部サイトへのリンク(https://www.jmc.or.jp/)で購入することもできます。

1-3. 地図室開架の図書

地図室に開架された以下の図書には被災状況をあらわした地図の複製が収録されています。

2.関連サイト

関東大震災に関する地図を公開しているウェブサイトがあります。下記は一例です。

  • 『災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成18年7月』外部サイトへのリンク(内閣府)
    (http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai/index.html)
    内閣府中央防災会議に設置された「災害教訓の継承に関する専門調査会」の第二期における報告書のひとつです。口絵・本文中に多数の地図が収録され、また、付図として『震災地応急測図』の画像も公開されています。