欧文会議録

学術会議資料には、会議のプログラム、講演要旨、予稿論文(プレプリント:Preprints、前刷り)、会議録(プロシーディングス:Proceedings)等があります。会議録は、会議で発表された論文の全部または一部を、主に会議終了後に刊行したもので、科学技術分野ではよく 参照される資料です。資料のタイトルの中に、Proceedings(proc.)、Conference(conf.)、Meeting、 Seminar、Symposium(symp.)、Workshop、Congress、Colloquium、Forum 等の、会議録に特徴的な言葉が含まれています。
会議録は図書や雑誌など、様々な形態で刊行されます。近年ではCD-ROMで発行されたり、インターネットで公開されたりすることが増えています。
※予稿論文(プレプリント:Preprints、前刷り)については「学協会ペーパー」をご覧ください。

目次

 

1.国立国会図書館の所蔵

国立国会図書館では、1960年代から科学技術分野の欧文会議録を収集しています。外国で刊行された会議録は主に関西館で所蔵し、国内で刊行されたものは東京本館で所蔵しています。

当館が所蔵する代表的な会議録

2.所蔵資料の検索方法

国立国会図書館オンライン国立国会図書館の所蔵情報へのリンクの〔詳細検索〕の画面で検索できます。「図書」のほか、「雑誌」、「電子資料」にチェックマークを入れ、「キーワード」欄もしくは「タイトル」欄に会議の正式名称や略称、主催団体名などを入れて検索してください。
発表者名や発表論文名からは検索できません。【 】内は当館請求記号です。

(例)
発表者名 Kimura, S. et al.:
論文名 Approach for on-orbit maintenance and experiment plan using 150kg-class satellites.
会議名 2005 IEEE Aerospace Conference, 2005.

  • 「キーワード」欄もしくは「タイトル」欄に会議名を入れて検索します。
  • この論文は"2005 IEEE aerospace conference"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(IEEE c2005 【M17-06-2722】)に収録されています。

 

3.会議名や会議録の書名がわからないときには

以下のデータベースで、発表者名や発表論文名から会議名などを調べることができます。

  • WorldCat外部サイトへのリンク(OCLC: Online Computer Library Center)
    世界各国の図書館における、資料の所蔵状況を調べることができます。
  • BL on Demand外部サイトへのリンク(英国図書館)
    英国図書館の論文検索データベース。雑誌に掲載された会議発表論文を検索できます。
  • Explore the British Library外部サイトへのリンク(英国図書館)
    英国図書館の蔵書目録。雑誌の特集号や付録として刊行された会議録を検索することができます。
  • J-GLOBAL外部サイトへのリンク(科学技術振興機構)
    研究者・文献など全10種の科学技術情報を一括で検索できるデータベース。雑誌やテクニカルリポートの中に含まれる会議録が検索できます。2016年3月に科学技術振興機構(JST)の蔵書目録を統合しました。
  • 東京工業大学附属図書館文献データベース外部サイトへのリンク(東京工業大学附属図書館)
    東京工業大学が所蔵する国際会議録・テクニカルペーパーの目次情報の検索ができます。
  • Web of Science(Core Collection)外部サイトへのリンク(当館契約のデータベース:館内限定)
    1990年以降の世界の重要会議、シンポジウム、セミナー等で発行された会議録の情報を収録しています。引用文献から被引用文献を調べることもできます。

また、以下の索引誌から調べることもできます。

  • "Index to Scientific and Technical Proceedings (ISTP)"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(Institute for Scientific Information 月刊【Z53-V375】)(東京本館科学技術・経済情報室:1978-2005 関西館総合閲覧室:2002-2005)
      ※1991年以降はWeb of Scienceで検索が可能です。

その他、Google Scholarや会議開催団体のHPで確認できる場合があります。

 

4.欧文会議録の利用

4-1.閲覧

関西館および東京本館でご覧いただけます。東京本館と関西館の間での取寄せ閲覧もできます。所要日数は最短で3開館日です(国立国会図書館オンライン国立国会図書館の所蔵情報へのリンクから申し込む場合は最短で6開館日)。取寄せには利用者登録が必要です。詳しくは登録利用者制度のご案内国立国会図書館ホームページへのリンクをご覧ください。

4-2.複写

著作権法の範囲内での複写が可能です。来館して複写するほかに、郵送複写のお申込みも可能です。複写についての一般的なご案内は複写サービス国立国会図書館ホームページへのリンクをご覧ください。

4-3.図書館間貸出し

図書として発行されている会議録は図書館間貸出ができます。図書館間貸出全般については資料の貸出し国立国会図書館ホームページへのリンクをご覧ください。

 

※電子資料形態の会議録のご利用について

  • CD-ROMやDVD-ROMなどの電子資料については、当館の機器でのご利用になります(再生できない場合があります)。ご自分のパソコンではご利用いただけません。
  • 電子資料は取寄せサービスがご利用いただけません。
  • 複写は即日複写のみ可能です。資料の内容によってはプリントアウトできないものもあります。
  • データ・音源の複製はできません。