犬丸秀雄関係文書

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憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
39点
書架延長
0.7m
旧蔵者
犬丸秀雄 (いぬまるひでお)
旧蔵者生没年
1904-1990
旧蔵者出身地
岡山
旧蔵者履歴
1904.1.21岡山生まれ。1928.3東京帝国大学法学部政治学科卒、1928.4東京帝国大学大学院入学、1934.3第4高等学校教授、1940.6文部事務官専門学務局科学課勤務、1942.11科学局企画課勤務、1943.3第1高等学校教授兼文部事務官兼外務省調査官、科学研究及び科学行政の視察のため欧州各国に出張、1945.5帰国、1945.7文部省教化局教化課長、1946.2科学教育局人文科学研究課長、1946.9人文科学委員会幹事兼日本学士院主事、1949.6社会教育局芸術課長兼日本芸術院主事、1950.8文化財保護委員会本部長、1952.10東北大学教授、1957.7防衛庁に出向、防衛大学校教授、1958.4東京水産大学講師併任、1959.4人文科学教室主任、1990.4.25死去。
受入
2007年9月、個人より寄贈、2007年9月21日公開。
主な内容
第2次世界大戦中に文部省科学局(それ以前は専門学務局科学課)で作成された簿冊が中心。文部省では第2次大戦により欧州の学術文献蒐集が途切れることに対処し、欧州へ官員を派遣して科学文献を蒐集した。文部省科学局に属していた犬丸がこのため直接欧州に派遣され、科学雑誌の送付や論文題目などを電報によって文部省へ送る仕事を行ったが、本文書にはこの折の科学局(科学課)の公文書、主に外国科学文献の翻訳事業、物理化学・医学などの綜合報告発行事業、科学論文題目速報事業などについての簿冊がある。また科学課の1942年度予算関係資料があり、科学振興に関する経費増加申請などを見ることができる。この他、1947年の学術体制刷新委員会発足に関する文部省の簿冊(1冊)、1955年の日本学士院の分離・独立に関する簿冊(1冊)、1940年・1943年の帝国議会説明資料・予想答弁資料や、1936年の大内兵衛の思想傾向に関する調査報告書なども含まれる。
検索手段
関連文献
【資料紹介】
「憲政資料室の公開資料から 犬丸秀雄関係文書」『国立国会図書館月報』560、2007.11
伊藤隆「犬丸秀雄」『近現代日本人物史料情報辞典』第3巻、吉川弘文館、2007(同書第4巻に追加情報あり)
【伝記】
『海表』犬丸秀雄、白玉書房、1964(歌集、末尾に欧州で科学文献を収集した際の回顧録を収録)
【本人著作】
『日本国憲法制定の経緯』犬丸秀雄編・著、第一法規出版、1989