憲政史編纂会収集文書

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憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
1,102点
書架延長
17.3m
旧蔵者
憲政史編纂会 (けんせいしへんさんかい)
旧蔵者生没年
1937-
旧蔵者履歴
1937年、衆議院内に明治憲法制定50年記念事業として「憲政史編纂会」が設置。委員長尾佐竹猛の下で鈴木安蔵、林茂らが明治維新以来の憲法制度、議会政治・政党、地方制度、外交などの憲政史にかかわる資料の調査収集にあたった。戦中の活動中断を経て、その収集資料は、国立国会図書館憲政資料室(1949年開室)に継承された。
主な内容
憲政史編纂会の収集資料の集合体。憲政史編纂会の資料収集は原本を謄写するという方法で行われ、「憲政史編纂会収集文書」(総数1,102点)は、すべてがペン書きまたは邦文タイプによる写本。原本そのものは所蔵者たる中央・地方諸庁や諸家のもとに秘蔵されていた。それらの原本の中には戦時中に焼失したり亡失したりしたものも多く、「憲政史編纂会収集文書」の写本が唯一残された資料であるという資料も少なくない。
資料の主な内容は、明治憲法草案類、国会開設関係資料、地方制度関係資料、外交問題主要事件資料(大津事件・日清戦争・条約改正他)、伊藤博文・伊東巳代治・井上馨・植木枝盛の各関係資料など。また、憲政史編纂会が自由民権運動をはじめとして各種政治活動に関わった人々を対象に行った談話の速記録も含まれる。
検索手段
上記目録は、次の目録にもとづいて作成。
『憲政史編纂会収集文書目録』(憲政資料室所蔵目録第1)国立国会図書館、1960
『マイクロフィルム版国立国会図書館所蔵憲政史編纂会収集文書仮収録目録』全4冊、国立国会図書館、書肆澤井、1994~1995
複製
マイクロフィルム(書肆澤井刊行、215巻)で閲覧、『憲政史編纂会収集文書』(マイクロフィルム版)書肆澤井、1994刊行
関連資料の所在
関連文献
【資料紹介】
大久保利謙「憲政史編纂会の憶い出 戦後近代史研究の先駆として」『日本歴史』500 、1990.1
二宮三郎「憲政資料室前史 上」『参考書誌研究』43、1993.9
二宮三郎「憲政資料室前史 中」『参考書誌研究』44、1994.8
二宮三郎「憲政資料室前史 下」『参考書誌研究』45、1995.10
【資料集(翻刻)】
『翠雨荘日記 臨時外交調査委員会会議筆記等』小林龍夫編 原書房 1966(当資料群所収「翠雨荘日記」他、大正期の政治外交関係資料を収録)
【資料集(復刻)】
『憲政史編纂会旧蔵 政治談話速記録』1~10、広瀬順晧監修・編集、ゆまに書房、1998~1999
『憲政史編纂会旧蔵 伊東巳代治日記・記録』1~7、ゆまに書房、1999