松本重治関係文書

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憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
5,748点
書架延長
5.8m
旧蔵者
松本重治 (まつもとしげはる)
旧蔵者生没年
1899-1989
旧蔵者出身地
大阪
旧蔵者履歴
昭和期のジャーナリスト。1899.10.2大阪生まれ、東京帝国大学法学部卒業後、欧米留学。1930 蝋山政道らと東京政治経済研究所設立、1932新聞聯合社(のちの同盟通信社)入社、支局長として上海赴任、1938まで同地滞在。滞在中に西安事件をスクープし、日中戦争和平工作にも関係。1939同盟通信社編集局長、1943同常務理事。この間、近衛文麿の側近として日米開戦回避工作に従事。戦後公職追放、1947高木八尺と共にアメリカ学会設立、1952同会長、1951知的交流日本委員会参加、1952国際文化会館設立に尽力、1965同理事長、国際交流に多大の貢献。1968外務省参与、1976文化功労者、1980マグサイサイ賞受賞。1989.1.10死去。
受入
2007年9月、政策研究大学院大学より搬入、2012年6月、個人より寄贈、同年7月27 日公開。
主な内容
史料の多くは戦後のものであり、松本自身の執筆活動や国際文化会館の活動に関連するものが中心である。松本が創刊した『民報』や原稿依頼の書類や書簡、原稿のゲラ、出版物の複写物などのほか、松本へのインタビューの口述筆記原稿など。また国際文化会館に関しては、外部団体との企画に関する書類、書簡が多い。さらに、追放解除に関する書類、講師を務めた東京大学教養学部での講義関係なども含まれる。
検索手段
関連文献
【資料紹介】
伊藤隆「松本重治」『近現代日本人物史料情報辞典』吉川弘文館、2004(同書第4巻に追加情報あり)
「憲政資料室の新規公開資料から」『国立国会図書館月報』632、2013.11
【伝記】
『追想 松本重治』国際文化会館、1990
開米潤『松本重治伝 最後のリベラリスト』藤原書店、2009
【本人著作】
『上海時代 ジャーナリストの回想』全3冊、中央公論社、1975
『近衛時代 ジャーナリストの回想』上・下、中央公論社、1981~1982
『昭和史への一証言』毎日新聞社、1986
『聞書 わが心の自叙伝』講談社、1992