宮島誠一郎関係文書(所蔵)

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憲政資料室 作成

受入事項
所蔵
資料形態
原資料
数量
2,756点 
デジタル化済:一部(662件)
書架延長
6.2m
旧蔵者
宮島誠一郎 (みやじませいいちろう)
旧蔵者生没年
1838-1911
旧蔵者出身地
山形
旧蔵者履歴
天保9(1838).7.20山形生まれ。明治3(1870).1侍詔下院出仕、明治4(1871).7左院大議生、明治5(1872).3左院少議官、1875.7権少内史、1876.6修史局御用掛、 1877修史館御用掛、1879.12兼宮内省御用掛、1884.12参事院議官補、1886.2宮内省華族局主事補、1888.5爵位局主事補、1893.3非職、1896.1貴族院議員、1911.3.15死去。号は栗香。
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旧蔵者
宮島大八 (みやじまだいはち)
旧蔵者生没年
1867-1943
旧蔵者出身地
山形
旧蔵者履歴
慶応3(1867).10.14山形生まれ。宮島誠一郎の次男。1887.5清国留学、保定の蓮池書院に張裕~(廉卿)を訪ね入門、1894.10帰国、1895.2東京帝国大学文学部講師、1895.5平河町に詠帰舎を開設(のち善隣書院と改称)、1897.9東京高等商業学校附属外国語学校講師、1900.9東京外国語学校講師、1943.7.9死去。号は詠士。
受入
(1)1982年3月・1983年3月・1985年2月、いずれも個人より譲渡。
(2)2008年9月個人より譲渡、2009年3月30日公開(442点)。2009年8月追加譲渡、2010年12月25日公開(168点)。
(3)2011年7月追加譲渡、2015年10月15日公開(35点)
主な内容
(1)は書簡の部と書類の部に分かれる。書類は、国憲編纂資料、左院関係、幕末維新関係、米沢藩資料、上杉家資料、日清日露外交関係、宮中関係資料、意見書、覚書など。(2)は宮島誠一郎関係と宮島大八関係の二つに大別して整理されている。宮島誠一郎関係としては、明治10年代から30年代の宮島誠一郎宛書簡を中心とし、元田永孚、岩倉具視、黒田清隆、駐日英公使アーネスト・サトウなど著名人からの書簡が多い。他に、日記、清使交友関係、漢詩文なども多い。宮島大八関係としては、明治21~22年にかけての誠一郎宛の宮島大八書簡の他、緒方竹虎・工藤忠(鉄三郎)・川島浪速・牧野伸顕・吉田茂・今村貞治・柴五郎などの宮島大八宛の書簡が含まれている。また、日清戦争開戦以来の数ヶ月間の日記や陸軍関係、中国情勢に関する書類を含んでいる。
整理の方法
2009年に公開した文書には2001番から、2010年に公開した文書には2501番からの資料番号を付した。
検索手段
関連資料の所在
関連文献
【資料紹介】
西川誠「宮島誠一郎」『近現代日本人物史料情報辞典』吉川弘文館、2004
安在邦夫「宮島誠一郎文書について」『幕末維新期の情報活動と政治構想 宮島誠一郎研究』由井正臣編、梓出版社、2004
【資料集(翻刻)】
『明治文化全集 憲政篇』日本評論社、1928(「国憲編纂起原」収録)『明治文化全集 憲政篇』日本評論社、1928(「国権編纂起原」収録)
魚住和晃「宮島大八の書簡 明治24年中国から父に宛てた22通」、『書論』23号(特集宮島詠士)、1984
杉村邦彦・寺尾敏江編「宮島詠士清国留学書簡」1~3、『京都教育大学紀要』A(人文・社会)91・92・94号、1997~1999
信廣友江「宮島家文書・駐日公使等筆談」1~4、『中国学論集』21~24号、1998~1999
【伝記】
『戊辰雪冤:米沢藩士・宮島誠一郎の「明治」』(講談社現代新書)友田昌宏、講談社、2009
『宮島家三代』米沢市上杉博物館、2005
『宮島詠士 人と芸術』魚住和晃、二玄社、1990