日本中国学会創立五十年記念論文集
汲古書院/1998.10
当館請求記号:GE231-G4
目次
日本中国学会創立五十年記念論文集 目次
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序 日本中国学会理事長 戸川芳郎
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交青の叙事詩「一個掌撒勒人的死」考察 秋吉久紀夫3ー24
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公孫竜の思想 ー時代との関わりー 浅野裕一25ー38
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居敬前史 吾妻重二39ー52
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試談先周文化ー諸文化の交錯ー 池田末利53ー68
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「東籬」考 ー”隔籬の詩想”ー 石川忠久69ー91
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魂を昇天させる呪器、漢鏡についてー河南発見の「天公行出鏡」を中心としてー 石川三佐男93ー108
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『昇平宝筏』研究の諸問題 磯部彰109ー126
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市河寛斎の「陸放翁年譜」 一海知義127ー140
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『紅楼夢』に於ける象徴としての芙蓉と蓮とー林黛玉、晴〓並びに香菱の場合ー 伊藤漱平141ー160
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魯迅における「生命」と「鬼」ー魯迅の生命観と終末論ー 伊藤虎丸161ー178
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孔安国に至るまでの孔氏の家系ー「孔子家語」後序と「孔叢子」と「尚書」序と 伊東倫厚179ー195
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『三国志演義』の毛綸、毛宗山岡崗評鮎をめぐって 上田望197ー211
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「天地之性、人馬貴」をめぐって とくに漢代を中心として 宇佐美一博213ー228
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中国哲学の殷代原始的二元封応融合観 内野熊一郎229ー233
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玩籍思想窺斑ー「通易論」「楽論」を中心として ー 内山俊彦235ー248
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上代の「道」概念の拡大について 宇野茂彦249ー264
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「韻鏡』の撰述年代について 大島正二265ー280
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唐代豪侠小説と散楽百戯 岡崎由美281ー297
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六朝貴族文人の臆病と虚栄 岡村繁299ー315
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「十二笑』小考 小川陽一317ー329
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玄理沖秀の詩人李順と河岳英霊集ー盛唐詩に封ずる評論の中の李順ー長田夏樹331ー346
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〓康の「養生論」ー向秀との論争ー小尾郊一347ー360
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鄭玄の「春秋三傅」解程について 加賀栄治361ー376
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「聖人可学」をめぐる朱喜と王陽明
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ー聖人にならなかった朱喜と聖人になった王陽明ー垣内景子377ー390
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『孝経刊誤』小考 加地伸行391ー406
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中庸篇の成立 金谷治407ー420
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遊仙窟奮注〓解証 衣川賢次421ー438
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道教における黄帝と老子 楠山春樹439ー454
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『孟子』の討・伐に就いて 倉田信靖455ー468
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礼概念形成に見る形而上学的思惟 栗原圭介469ー486
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杜甫〓州詩考 黒川洋一487ー499
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宋代詩話における欧陽脩『六一詩話』の意義 興膳宏501ー514
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呉虞の儒教批判ーその目指すものー後藤延子515ー530
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李娃伝の構造 再論 小南一郎531ー544
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「気」の感応と修煉ー同類相感を中心にー 坂出祥伸545ー561
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桐城三祖及びその後継者における戴名世 佐藤一郎563ー579
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何如璋と日本ー日本文人との交流ー佐藤保581ー594
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顔延之「五君詠」詩について 佐藤正光595ー609
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明代における『論語』解釈ー為政篇志学章をめぐってー佐野公治611ー626
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杜甫「人生七十古来稀」句の典〓について 静永健627ー640
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銭澄之の詩 清水茂641ー655
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藍鼎元『女学』についてー「典故列女傅」との関わりを通して 下見隆雄657ー671
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鬼崇病の身体観ー気の馨学の深層ー白杉悦郎673ー687
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菅原道真の詩境 菅野礼行689ー706
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論孝 鈴木喜一707ー722
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王安石と道教ー太一信仰との関わりを中心にー砂 山稔723ー739
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「送宮人入道」詩について 〓満江741ー754
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張説と岳州小詩壇 高木重俊755ー770
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唐代傅奇における金銭感量 竹田晃771ー783
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「易緯乾撃度」の易説 武田時昌785ー800
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「梧桐雨』から『長生殿』に至る楊貴妃故事の〓遷 竹村則行801ー814
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南戯『拝月亭記』テキストの流伝と分化 田仲一成815ー845
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周作人の日本文化観の形成 ー大正時代における東洋学の系譜との関わりを中心にー 趙京華837ー853
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朱喜の思想における認識と判断 土田健次郎855ー858
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帝国大学漢学科前史ノート 戸川芳郎869ー888
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「文学」の概念についてー「論語」の「文学」をめぐってー 中島敏夫889ー905
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李師政の運命論 ー階唐期に於ける運命観の転回ー 中嶋隆蔵907ー919
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「トロツキー派に答える手紙」をめぐる諸問題 長堀祐造921ー936
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〓有光「寒花葬志」の謎 野村鮎子937ー951
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古文尚書天宝改字孜 野村茂夫953ー967
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朱子学の「考証」概念 橋本高勝969ー984
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曹植「肇舞歌」小考 林香奈985ー998
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唐僧咬然の詩論 林田慎之助999ー1018
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現代より見た准南子に現われた気について 平岡禎吉1019ー1034
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中国文学にみる西方観 平野顕照1035ー1051
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『雲笈七籔』巻六の諸問題 ー「七部・四輔」訳注ー福井文雅1053ー1069
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魯迅「父の病気」再考ー再出発としての中国伝統〓学批判 藤井省三1071ー1083
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賦の形成期に於ける諷論性についてー「高唐賦」の場合ー 藤原尚1087ー1085
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現代日本詩歌に見える比喩ー中国比喩論による分析ー古田敬一1105ー1103
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魏了翁について 本田済1123ー1136
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業報と注連の間 ー親の因果は子に報いるかー 前田繁樹1137ー1152
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流言と避居ー周公の受難ー鄭玄の「尚書」「金縢」解釈 間嶋潤一1153ー1167
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竹添井井「紀韓京之〓」について 町田三郎1169ー1185
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陶淵明の「読史述九章」についてーその文体的系譜と実作意図ー 松浦友久1187ー1207
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李之〓・黎辛・黎之について 丸山昇1209ー1222
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葉聖陶の初期作品に表れた学校ー煩悶する青年のユートピアー 宮尾正樹1223ー1237
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『唐詩選』と嵩山房ー江戸時代漢籍出版の一側面ー 村上哲見1239ー1253
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朱東潤の生涯と学績 村山吉広1255ー1270
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李賀「秦王飲酒」と唐太宗入冥譚 詩と小説を結ぶ絵〓 森瀬 寿三1271ー1286
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謝盛運の思想と文学 森野繁夫1287ー1301
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戦国時代後期における「大一統」思想の展開 谷中信一1303ー1320
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服部栗斎の『近思録口義』 山崎道夫1321ー1338
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「老子」には固有名詞がない 山下竜二1339ー1352
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司馬光『汚書』考 山根三芳1353ー1371
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張鷲とその著作 湯浅幸孫1373ー1386
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王陽明の遺文遺言について 吉田公平1387ー1398
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白居易「酔吟先生墓誌銘」の真偽 芳村弘道1399ー1412
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王漁洋の「古澹」詩説について 鷲野正明1413ー1426
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古代漢語の唇牙喉音における極めて弱い口蓋化について
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ーいわゆる軽量音化の音葦学 尾崎雄二郎(横組)1(1440)ー14(1427)
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記念論集編纂小委員会1441ー1442
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あとがき1443ー1445
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