「通史」日本の科学技術

学陽書房/1995.6

当館請求記号:M33-G14


目次


目次

  • 総説—高度成長への道
    中山茂
    1
    • 1 プロローグ
    • 2 占領政策を脱して—産業政策と科学技術政策
    • 3 高度成長に向けて
    • 4 技術導入政策
    • 5 日本の大学のモデル転換
    • 6 アカデミズム科学の拡張と限界
    • 7 民と科学技術
    • 8 エピローグ—進歩史観の変更と再生
  • 第1部 研究禁止の解除(原子力・航空宇宙・軍事)
    • 1ー1 兵器生産再開と航空機工業再建
      吉岡斉
      32
      • 1 日本再軍備への道程
      • 2 兵器産業復活への始動
      • 3 兵器産業育成政策の展開
      • 4 軍官産連合の形成と構造
      • 5 航空機生産の再開
      • 6 ライセンス生産の開始
      • 7 日本の兵器産業研究の意義
    • 1ー2 民間航空輸送の再開
      吉岡斉
      44
      • 1 航空禁止政策と民間航空輸送
      • 2 民間航空輸送再開への道程
      • 3 民間航空輸送の制度的構造の確立
      • 4 民間航空輸送の拡大
      • 5 民間航空機開発の草創期
    • 1ー3 原子力体制の形成と商用炉導入
      吉岡斉
      59
      • 1 原子力予算と各界の対応
      • 2 日本の原子力体制の形成
      • 3 日本の原子力体制の構造
      • 4 商用炉輸入への道程
      • 5 核燃料政策の形成と変容
      • 6 二元体制の功罪
    • 1ー4 原子力研究と科学界
      吉岡斉
      77
      • 1 科学界の対応様式の歴史的概観
      • 2 原子力研究の解禁と科学者の動き
      • 3 原子力予算の出現と科学者の動き
      • 4 原子力体制の形成と科学者の動き
      • 5 エピローグ—原子力開発史への新視点
    • 1ー5 ビキニ事件と放射能調査
      笹本征男
      94
      • 1 ビキニ事件と原子力開発
      • 2 水爆実験と第五福竜丸の被災
      • 3 日本政府のビキニ事件対策
      • 4 日本学術会議放射線影響調査特別委員会
      • 5 放射能調査の拡大
      • 6 久保山愛吉の死
      • 7 研究報告書の出版
    • 1ー6 宇宙科学の草創期
      吉岡斉
      108
      • 1 科学観測ロケットの草創期
      • 2 国際地球観測年による飛躍
      • 3 軍用ミサイル開発との関係
      • 4 科学衛星打上げへの道程
      • 5 観測ロケット開発計画の3つの分岐点
    • 1ー7 科学部の成立
      若松征男
      122
      • 1 専門記者の出現
      • 2 科学部前史
      • 3 科学部成立に向けて
      • 4 科学部設立
      • 5 新聞協会の科学記者海外派遣と「新聞講座」
  • 第2部 官庁と企業の研究体制整備
    • 2ー1 科学技術行政機構の確立
      田中浩朗
      134
      • 1 本章のねらい
      • 2 科学技術振興の国策化へ向けて
      • 3 科学技術体制の強化
      • 4 体制強化の行きづまり
      • 5 戦後日本の科学技術行政機構の特質
    • 2ー2 国立試験研究機関の体制整備
      塚原修
      147
      • 1 国への強い期待
      • 2 工業技術院
      • 3 農林水産技術会議
      • 4 運輸技術研究所
      • 5 科学技術庁の研究所
      • 6 各省庁の特徴
    • 2ー3 技術導入
      荒井克弘
      158
      • 1 技術交流の再開
      • 2 技術導入の政策的枠組み
      • 3 導入技術による輸入防圧効果
      • 4 導入技術の変遷
      • 5 技術導入と日本企業の研究開発
      • 6 戦後日本における技術導入の特質
    • 2ー4 民間企業研究と技術導入
      中岡哲郎
      170
      • 1 戦時研究から技術導入へ
      • 2 戦後経済の転換と技術導入
      • 3 技術導入亡国論
      • 4 企業の技術研究の水準
      • 5 中研ブーム
    • 2ー5 企業技術者養成と教育訓練体制
      荒井克弘
      180
      • 1 企業技術者の教育訓練
      • 2 統計的品質管理の普及
      • 3 アメリカ式産業訓練の導入
      • 4 新規学卒者の受入れと企業内教育
      • 5 企業技術者から企業研究者の養成へ
  • 第3部 科学技術者の新しい動き
    • 3ー1 海外留学の本格化と国際学会への参加
      中山茂
      192
      • 1 海外渡航の一般的状況
      • 2 頭脳流出—その論議と実際
      • 3 海外視察調査
      • 4 国際学会
    • 3ー2 南極観測
      八耳俊文
      200
      • 1 国際地球観測年
      • 2 朝日新聞社提唱南極観測
      • 3 政府事業としての南極観測
    • 3ー3 戦後改革と新制大学院
      羽田貴史
      210
      • 1 戦前の大学院
      • 2 戦後教育改革の開始と教育刷新委員会の改革案
      • 3 大学基準協会の発足と大学院基準の制定
      • 4 教育刷新委員会の活動再開
      • 5 大学基準協会の大学院基準決定
      • 6 大学設置委員会と大学院審査基準の作成
      • 7 論文博士制度の検討
      • 8 新制大学院の発足
      • 9 新制大学院の定着
    • 3ー4 分子生物学への出発
      大林雅之
      228
      • 1 戦後生物学の再出発
      • 2 戦後の生物学研究体制の復興と分子生物学
      • 3 日本における「分子生物学」の起源
      • 4 研究者グループの動向
      • 5 遺伝学者、発生学者、物理学者の動向
      • 6 科学技術振興政策と「分子生物学シフト」
      • 7 「分子生物学研究グループ」の旗揚げ
      • 8 分子生物学の体制化
    • 3ー5 科学者の平和運動
      中山茂
      238
      • 1 運動のチャネル
      • 2 占領下の運動
      • 3 ビキニ科学者の活動—大衆啓蒙的アプローチ
      • 4 パグウォッシュ会議
    • 3ー6 技術論・技術革新論・国家独占資本主義論
      後藤邦夫
      248
      • 1 日本的技術論の誕生と展開
      • 2 敗戦後の技術論論争
      • 3 技術革新論の登場と技術論
      • 4 国家独占資本主義論と技術革新
  • 第4部 基幹産業の発展と生産活動の近代化
    • 4ー1 重化学工業と臨海工業地帯
      高松亨
      260
      • 1 戦後構造への適合過程—製品転換
      • 2 生産体系の限界
      • 3 原料転換と工場新設
      • 4 工業立地の変遷
      • 5 所得倍増計画とコンビナート
    • 4ー2 「エネルギー革命」とエネルギー政策の転換
      後藤邦夫
      269
      • 1 エネルギー政策の転換期としての1950年代
      • 2 エネルギー需給構造の変化と戦略の転換
      • 3 高度成長とエネルギー需要の拡大
      • 4 「エネルギー革命」の社会的影響
    • 4ー3 エネルギー革命と原料転換
      三輪宗弘
      281
      • 1 原料転換の背景
      • 2 ガス企業における燃料転換
      • 3 電力業における燃料転換
      • 4 鉄鋼業におけるエネルギー源の変遷
      • 5 窯業におけるエネルギー源の変遷
      • 6 化学工業における原料転換
    • 4ー4 電力供給体制の確立
      岡本拓司
      295
      • 1 新体制の発足
      • 2 公益事業委員会の活動
      • 3 電源開発の進展
      • 4 広域運営体制の発足
      • 5 結語—戦後電気事業史をとらえる視座
    • 4ー5 造船技術の社会史—海軍の遺産
      松本三和夫
      318
      • 1 解説
      • 2 聞き取り
    • 4ー6 鉄鋼業の合理化と技術革新
      館充
      329
      • 1 40年代後半における鉄鋼業の復興
      • 2 第1次合理化(1951ー55年)
      • 3 第2次および第3次合理化
      • 4 合理化の総決算
    • 4ー7 鉄道の電化と技術開発
      小山徹
      341
      • 1 幹線鉄道の電化
      • 2 都市内と都市間鉄道の新技術
      • 3 直流電化から交流電化へ
      • 4 電気鉄道における新技術
    • 4ー8 農薬依存型農業技術の出現
      家田貴子
      350
      • 1 戦後農業の化学化
      • 2 有機合成農薬の導入と普及
      • 3 農薬批判の視点
      • 4 1990年代の課題
    • 4ー9 米生産の機械化
      堀尾尚志
      363
      • 1 農業機械化の特性
      • 2 機械化の流れ
      • 3 田植機の開発と栽培技術
      • 4 田植機導入にみる農家のメンタリティー
    • 4ー10 ペニシリンと製薬工業の戦後復興
      溝口元
      373
      • 1 ペニシリンの発見
      • 2 日本における第二次大戦中のペニシリン研究
      • 3 敗戦後のペニシリンの生産
      • 4 製薬工業の復興
  • 第5部 科学技術と生活様式の変化
    • 5ー1 自動車産業の再出発
      出水力
      384
      • 1 自動車国産化の足跡
      • 2 自動車生産の再開
      • 3 三輪トラックにはじまる生産基盤の回復
      • 4 ライセンス生産から国産化と独自路線
      • 5 産業における自動車工業の位置と組織構造
    • 5ー2 オートバイ産業の草創期
      出水力
      398
      • 1 国産オートバイの誕生
      • 2 敗戦前の航空機技術との関連性
      • 3 産業の再編成過程
      • 4 オートバイ産業技術の確立
      • 5 輸出産業としての成長
      • 6 世界制覇の技術背景
    • 5ー3 精密機械工業の展開
      塚原修一
      407
      • 1 東洋のスイス
      • 2 ミシン
      • 3 カメラ
      • 4 時計
      • 5 輸出産業への発展過程
    • 5ー4 家庭電気製品の登場と普及
      吉岡やよい
      416
      • 1 新しき家財
      • 2 “必需財”への牽引車
      • 3 豊かさの象徴としての家庭電気製品
      • 4 家庭電気製品がもたらしたもの
    • 5ー5 テレビジョン時代の開幕
      吉岡斉
      426
      • 1 テレビジョン時代への助走
      • 2 正力構想のインパクト
      • 3 テレビジョン時代の開幕
      • 4 カラーテレビジョン時代への助走
      • 5 カラーテレビジョン時代の開幕
      • 6 エピローグ—テレビジョン普及の社会的条件
    • 5ー6 トランジスタ技術の形成
      吉岡斉
      441
      • 1 トランジスタ技術史の基本的見方
      • 2 トランジスタの発明
      • 3 トランジスタ発明への日本人の対応
      • 4 日本のトランジスタ工業の成立
      • 5 トランジスタから集積回路へ
      • 6 電子回路素子と半導体部品の革新時代の終焉
      • 7 エピローグトランジスタ技術の社会的形成の日米比較
    • 5ー7 食生活におけるアメリカンライフスタイルの導入
      吉岡やよい
      457
      • 1 アメリカとコメ
      • 2 戦前までの食生活の「洋風化」
      • 3 「ブロンディ」登場
      • 4 学校給食の再開
      • 5 食糧事情の背景
      • 6 「旧日本食」否定の道のり
      • 7 日本の目標とアメリカの意図
    • 5ー8 第1次医療技術革新
      上林茂暢
      470
      • 1 戦前までの医療技術
      • 2 新薬の開発と麻酔・輸血技術の進歩が主軸
      • 3 成人病時代の幕開けと新たな課題