「通史」日本の科学技術

学陽書房/1999.3

当館請求記号:M33-G14


目次


目次

  • 5 学術研究と高等教育の変貌
    • SUMMARY
      中山茂
      522
    • 5ー1 基礎科学をめぐる状況と政策の変化
      阿曽沼明裕
      524
      • 1 大学の基礎科学の窮乏化
      • 2 学術研究投資の重点化
      • 3 産学協同の進展
      • 4 基礎研究振興論と基礎研究タダ乗り批判
      • 5 基礎科学窮乏化キャンペーンと予算増額
    • 5ー2 岐路に立つビッグ・サイエンス
      綾部広則
      539
      • 1 冬の時代到来前のビッグ・サイエンス
      • 2 高エネルギー物理学ポリティックス
      • 3 制御熱核融合—国内計画とITER計画の相克
      • 4 宇宙科学—定常状態からの脱却への模索
      • 5 「冬の時代」によって迫られるもの
    • 5ー3 大学改革と科学技術教育
      桑原雅子
      後藤邦夫
      558
      • 1 大学改革の80ー90年代
      • 2 「高等教育改革」始動期としての80年代
      • 3 設置基準大綱化と「大学改革」
      • 4 設置基準大綱化の科学技術教育への影響
      • 5 大学院重点化と教育研究体制
      • 6 大学改革の新段階—21世紀大学像の展望
    • 5ー4 大学院の重点化と研究マンパワー
      荒井克弘
      571
      • 1 大学院の2つの課題
      • 2 新設国立大学・学部への博士課程の設置
      • 3 旧設大学院の整備・拡充
      • 4 研究者養成の目標設定
      • 5 若手研究者のフェローシップ制度
      • 6 大学院重点化に対する産業界の支援
      • 7 研究マンパワーの量的過剰
    • 5ー5 理工系人材養成をめぐる問題—理工系離れ、科学技術離れ、理科離れ
      岩田弘三
      586
      • 1 理工系離れ、科学技術離れ、理科離れの時期区分
      • 2 理工系離れ
      • 3 平成5年版『科学技術白書』と科学技術離れ
      • 4 理工系離れへの批判
      • 5 理科離れ
      • 6 理科学習指導要領の変遷と文部省の対応
      • 7 理工系離れ論議の歴史的評価
    • 5ー6 環境科学の形成と展開
      内山弘美
      600
      • 1 環境科学の制度化
      • 2 地球環境時代の環境科学
  • 6 コンピューター社会の到来
    • SUMMARY
      中山茂
      612
    • 6ー1 コンピューターの多様化とダウンサイジング
      後藤邦夫
      614
      • 1 多様化への歴史的足どり
      • 2 汎用機(メインフレーム)とスーパーコンピューターの動向
      • 3 「ミニコン」「オフコン」「ワークステーション」
      • 4 パソコンの登場と普及
      • 5 チップ上のコンピューター
      • 6 多様化とダウンサイジングをめぐる省察
    • 6ー2 ビデオゲーム産業興隆の構図—もう一つの日本コンピューター史
      砂川和範
      626
      • 1 日本主導のソフトウエア技術、ゲーム産業
      • 2 「スペースインベーダー」—技術移転と、その担い手
      • 3 「ファミコン」—テレビゲーム機による家庭の包摂
      • 4 「ゲームセンター」の革新—任天堂への対抗
      • 5 大手家電メーカーの参入と提携
      • 6 スモール・イズ・ストロングの源泉—AM二研の事例
      • 7 ソフトウエアの「工場制」の論理
    • 6ー3 アナログからデジタルヘ—その基礎技術と選択
      松本栄寿
      648
      • 1 デジタルに囲まれた世界へ
      • 2 基幹技術の展望
      • 3 CD(デジタル音楽ディスク)からCDファミリー、DVD(高密度光ディスク)へ
      • 4 ファクス
      • 5 テレビ
      • 6 デジタル化と日本
    • 6ー4 第五世代コンピュータの蹉跣
      沢田芳郎
      660
      • 1 第五世代前史
      • 2 第五世代コンピュータ・プロジェクト
      • 3 第五世代コンピュータ・プロジェクトヘの評価
      • 4 ICOTからAITECへ
    • 6ー5 学術情報流通と図書館の変容
      原田勝
      676
      • 1 情報検索サービスのはじまり
      • 2 図書館の機械化
      • 3 学術情報政策とその効果
      • 4 ネットワーク化と学術情報流通の変容
    • 6ー6 コンピューター・ネットワークの発展
      名和小太郎
      686
      • 1 前史
      • 2 ネットワーク・アーキテクチャーの標準化競争
      • 3 電気通信技術のデジタル化
      • 4 規制から競争へ
      • 5 ネットワーク社会の脆弱性
      • 6 インターネットの出現
  • 7 価値多元化社会の科学技術
    • SUMMARY
      後藤邦夫
      704
    • 7ー4 支配的科学技術とその思想に対するオルタナティブの探求
      後藤邦夫
      706
      • 1 科学技術思想における80年代と90年代へ
      • 2 80年代以降の科学研究と科学者集団の状況変化—「大衆社会状況」をめぐって
      • 3 非還元主義思考の形成—研究テーマの内的要因からの接近
      • 4 「エントロピー」的思考と熱力学的世界像
      • 5 カオスと複雑系をめぐる諸問題
      • 6 結論的注意
    • 7ー2 ジェンダーと科学技術
      桑原雅子
      718
      • 1 女性をとりまく状況の変化—45ー95年
      • 2 科学技術分野への女性の参入
      • 3 科学教育におけるジェンダー
      • 4 ジェンダー・科学研究・フェミニズム
      • 5 女性のさらなる参入に向けて
    • 7ー3 メディアの変貌と科学技術ジャーナリズム
      若松征男
      737
      • 1 科学技術ジャーナリズム・報道をめぐる変化
      • 2 コンピューターとメディア
      • 3 81、82年の科学雑誌ブーム
      • 4 プレスリリースと科学
      • 5 「新しい」科学技術ジャーナリズムに向かって
    • 7ー4 科学技術と倫理問題—「生命倫理」「環境倫理」「情報倫理」
      横山輝雄
      750
      • 1 科学技術と倫理問題
      • 2 生命倫理
      • 3 環境倫理
      • 4 情報倫理
      • 5 科学技術倫理と日本問題
    • 7ー5 理科教育のパラダイム・シフト—「科学の方法」から「ゆとりと多様化」へ
      岡本正志
      761
      • 1 戦後理科教育の歩み
      • 2 ゆとりと個性化・多様化の時代
      • 3 初等理科教育の廃止、生活科の登場と新学力観
      • 4 理科総合化への動き
    • 7ー6 公害から環境へ—地球環境問題
      中山茂
      777
      • 1 外発性の地球環境問題
      • 2 官セクターの地球温暖化問題への対応
      • 3 酸性雨問題
      • 4 環境と法整備
      • 5 企業にとっての地球環境問題
      • 6 地球環境科学の活性化—学セクターの反応
      • 7 生活環境と地球環境の差—民の反応
    • 7ー7 万国博覧会の幻想と現実
      種田明
      後藤邦夫
      790
      • 1 万国博覧会の沿革と役割
      • 2 前史としての大阪万博
      • 3 「筑波国際科学技術博覧会」あるいはEXPO'85
      • 4 EXPO'90「花と緑の博覧会」
      • 5 科学技術の変貌と万国博覧会の役割の変化
  • 8 生命と医療
    • SUMMARY
      吉岡斉
      804
    • 8ー1 医療供給システムの機能および構造変化
      長谷川敏彦
      806
      • 1 日本の医療供給体制の特徴
      • 2 医療システムをめぐる環境変化
      • 3 政策の歴史
    • 8ー2 1980ー90年代の病院
      上林茂暢
      818
      • 1 医療技術の革新と病院医療の進展
      • 2 病院自動化の技術的、社会経済的特性
      • 3 「医療改革」と病院
      • 4 出口を考えるいくつかの視点
    • 8ー3 臓器移植の登場と展開—その技術史的・社会史的考察
      小松美彦
      834
      • 序論 臓器移植の重層的意味
      • 1 臓器移植の歴史的・国際的展開
      • 2 日本における臓器移植の普及過程とその諸問題
      • 3 日本の脳死・臓器移植の解禁をめぐる論争とポリティックス
      • 結論 欧米との歴史比較と今後のゆくえ
    • 8ー4 薬害エイズ
      坂ロ志朗
      857
      • 1 繰り返される薬害
      • 2 エイズ(後天性免疫不全症候群)の認知
      • 3 80年代前半の日本の血液事業について
      • 4 日本におけるエイズ問題の取扱い
      • 5 薬害エイズの実際
      • 6 薬害エイズ解決・被害者救済をめぐるポリティックス
    • 8ー5 医療における市民革命と患者の権利
      吉岡斉
      867
      • 1 「医療市民革命」とは何か
      • 2 アメリカではじまりヨーロッパに広がった医療市民革命
      • 3 日本への医療市民革命の波及
      • 4 インフォームド・コンセントの解釈論争
      • 5 医療技術の品質保証問題
      • 6 医療技術の品質保証とインフォームド・コンセント
      • 7 医療市民革命のゆくえ
    • 8ー6 ヒトゲノムの科学と技術の夜明け
      吉岡斉
      881
      • 1 ヒトゲノムの解析・改良時代の時代区分
      • 2 組換えDNA技術の出現
      • 3 遺伝子工学の危険性をめぐる論争
      • 4 ゲノム構造解析の手法の発展
      • 5 遺伝子診断の進展
      • 6 遺伝子治療における試行錯誤
      • 7 ヒトゲノム解析計画の展開
      • 8 哺乳類クローン製造技術の衝撃
      • 9 ヒト優生技術の新世界へ向けて
    • 8ー7 食生活と健康をめぐる政策と思想
      吉岡やよい
      901
      • 1 「生活習慣病」登場
      • 2 長寿国日本への皮肉な到達
      • 3 食品への信頼を脅かすもの
      • 4 食生活指針の非現実性
      • 5 適者生存国家・日本
    • 8ー8 高齢社会をささえるシステム
      坂ロ志朗
      914
      • 1 ターニング・ポイントとしての1980年
      • 2 高齢社会の医療システム
      • 3 公的介護保険の諸問題
      • 4 医療サービスの費用問題
  • 9 市民生活と科学技術
    • SUMMARY
      吉岡斉
      926
    • 9ー1 市民の科学—座談会 中山茂・蓮尾純子・中田益允・吉岡斉・萩原なつ子(文)・山岡義典(司会)
      928
      • 1 「民」の科学への視点
      • 2 行徳野鳥観察舎友の会—行徳鳥獣保護区における干潟の保存と再生
      • 3 インフルエンザワクチンヘの疑問と追跡
      • 4 原子力分野における公益科学
      • 5 「市民の科学」の果たす役割
    • 9ー2 原子力と情報公開・非公開
      野村元成
      944
      • 1 原子力情報の種類など
      • 2 公開・非公開の歴史的概略
      • 3 「公開の原則」の成立
      • 4 企業秘密と公開・非公開
      • 5 核拡散防止を理由とした非公開
      • 6 核物質防護を理由とした非公開と市民運動
      • 7 その他の非公開—原子力発電所の「事故隠し」
      • 8 部分的情報公開
      • 9 原子力情報公開・非公開の展望と課題
    • 9ー3 エコロジー運動とジェンダー的視点
      田島恵美
      963
      • 1 生活実践型運動のはじまり
      • 2 せっけん運動から水問題へ
      • 3 ダイオキシン汚染への関心の高まりと対応
      • 4 チュルノブイリ事故と反原発運動
      • 5 地球環境問題の登場とエコロジー運動
      • 6 ジェンダー的視点からみた成果と限界
    • 9ー4 NGOの技術協力と地球環境問題
      川野祐二
      976
      • 1 NGOの定義
      • 2 NGOの技術協力
      • 3 環境NGOの活躍
      • 4 NGOの課題と見通し
    • 9ー5 福祉機器の開発と展開
      溝口元
      989
      • 1 福祉機器とは何か
      • 2 福祉機器展・専門誌からみた機器の開発
      • 3 福祉機器のハイテク化
      • 4 福祉機器とテクノエイド論
    • 9ー6 廃棄物問題と廃棄物処理政策
      末石富太郎
      1006
      • 1 対策型技術適用と環境軽視政策の欠陥
      • 2 埋立処分万能主義がもたらした窮状
      • 3 産官癒着と技術集団の無責任さ
      • 4 溶融処理・固形燃料化方式
      • 5 総合体系としての廃棄物関連技術史の必要性
    • 9ー7 阪神・淡路大震災(1)—災害と都市交通施設
      小山徹
      1026
      • 1 地震災害と市民生活・都市の安全の諸問題
      • 2 都市交通施設の「壊れ方」の検証
      • 3 被災が都市構造物と環境の設計に与えた影響
    • 9ー8 阪神・淡路大震災(2)—社会システムの崩壊と再生
      矢守克也
      1037
      • 1 社会システムの崩壊と再生
      • 2 事例分析—社会システムの再生
      • 3 「想定外」を想定する—防災技術・知識の今後
    • 9ー9 阪神・淡路大震災(3)—災害と科学技術の民衆意識
      高坂健次
      1048
      • 1 2つの「まさか」—専門家と民衆の共有世界
      • 2 人びとは何を学んだか
      • 3 リアリティー形成に果たす報道の役割
      • 4 前兆予言と地震予知