「新通史」日本の科学技術 :世紀転換期の社会史 : 1995年~2011年.第4巻

原書房/2011.12.

当館請求記号:M42-J223


目次


[新通史]日本の科学技術 第4巻
目次

  • はしがきi
  • 本書をお読みいただく方へiv
  • 第7部医学と医療
  • 序説医学と医療坂口志朗2
    • 1世紀転換期の特徴2
    • 2社会の中の医療4
    • 3医師の卒後教育の改革5
    • 4医療政策論6
    • 5各章の要点7
  • 7-1医療をめぐる紛争―市民、医療従事者、官僚、立法、法曹の動き新田清明15
    • 1医療紛争増大の背景15
    • 2医療紛争の変遷16
    • 3医療とインフォームド・コンセント20
    • 4医療紛争の増大に対する、司法・行政・立法の対応23
    • 5新しい医療制度構築への模索27
  • 7-2水俣病の現在史津田敏秀賴藤貴志33
    • 1半世紀を経てもなお解決しない水俣病問題33
    • 2水俣病事件の政治解決の提起と頓挫36
    • 3水俣病関西訴訟の最高裁判決から2010年へ40
    • 4水俣病問題における世紀転換期の5つの大きな動き42
    • 5食中毒事件としての水俣病47
    • 6まとめと展望53
  • 7-3ハンセン病国家賠償訴訟の意味するもの坂口志朗60
    • 1ハンセン病問題の解決を導いたもの60
    • 2国家賠償訴訟への道程61
    • 3裁判等における医学者の役割63
    • 4国の控訴断念・政府声明と事後の展開65
  • 7-4B型・C型肝炎訴訟と肝炎対策基本法坂口志朗美馬聰昭70
    • 1医原性肝炎問題の歴史的概観70
    • 2注射器B型肝炎訴訟73
    • 3薬害C型肝炎訴訟81
    • 4肝炎対策基本法の成立と将来への課題87
  • 7-5生活習慣病からメタボリックシンドロームへ吉岡斉吉岡やよい95
    • 1予防的国民健康管理強化政策95
    • 2生活習慣病の登場97
    • 3「健康増進法」とその問題点100
    • 4根拠不明のメタボリックシンドローム103
    • 5特定健康診査・特定保健指導制度105
  • 7-6人工透析の拡大とコスト削減問題吉岡斉吉岡やよい108
    • 1人工透析医療の時代区分108
    • 2人工透析医療の恩恵と重荷110
    • 3透析人口の増大と患者像の変化111
    • 4医療スタッフの諸問題114
    • 5人工透析医療のかかえる諸課題116
  • 7-7救急医療坂口志朗120
    • 1救急医療システム整備前史120
    • 2救急救命士の誕生121
    • 3救急医療システムの現状123
    • 4小児救急医療と周産期救急医療の問題125
    • 5救急医療システムの再構築127
  • 7-8がんの診断と治療坂口志朗129
    • 1がんの診断と治療の変遷129
    • 2がん診断の到達点130
    • 3がん治療の到達点134
    • 4緩和ケア141
    • 5がん難民問題の解消へ142
  • 7-9感染症対策の新展開岩田健太郎148
    • 1古くて新しい感染症対策148
    • 2感染症対策の諸問題151
    • 3新たな展開を見せる感染症163
    • 4感染症対策に必要なシステム整備166
    • 5まとめと展望169
  • 7-10精神医学・医療への社会的認知の高まり梅谷薫176
    • 1「精神医学化」する社会176
    • 2うつ病の急増と自殺者の増加177
    • 3PTSDおよびストレス関連疾患の増加185
    • 4統合失調症への呼称変更と疾患の軽症化187
    • 5課題と展望―「エビデンス」から「ナラティブ」へ194
  • 7-11医師養成と医学教育藤崎和彦198
    • 1インターン問題と医学教育改革の胎動198
    • 21県1医大構想とプライマリ・ケア教育201
    • 3医師数抑制への転換と「基本的医学教育」という考え方の導入206
    • 421世紀の2大改革―共用試験と新医師研修制度209
    • 5医師不足問題の顕在化とその原因214
  • 7-12看護と介護における制度改革と人材養成小山千加代221
    • 1看護(医療)と介護(福祉)という2つの制度221
    • 2看護における制度改革と人材養成222
    • 3社会福祉制度改革と社会福祉士および介護福祉士の誕生228
    • 4まとめと課題233
  • 7-13医薬分業串田一樹235
    • 1医薬分業の意義について235
    • 2医薬分業の歴史236
    • 3医薬分業の進展238
    • 4薬局機能と薬剤師の役割240
    • 5かかりつけ薬局の成熟に向けて249
    • 6医薬分業の1990年代とは250
    • 7薬事法と医薬品販売制度252
    • 8高齢社会の到来と薬剤師255
  • 7-14病院の変容坂口志朗257
    • 1第1次医療法改正による地域保健医療計画の功罪257
    • 2医療費抑制政策258
    • 3病院の二極分化―DPC導入病院と療養型病床262
    • 4病院情報システム265
    • 5コミュニケーションの希薄化と第三者評価272
  • 7-15ハイテク医療坂口志朗275
    • 1ハイテク医療とは275
    • 2画像機器の高機能化と情報の保存276
    • 3内視鏡治療の発展277
    • 4冠血管インターベンションの実用化279
    • 5分子標的治療の実用化280
    • 6放射線治療の洗練化282
    • 7先端医療と保険適用、先進医療制度の役割284
    • 8課題と展望287
  • 7-16生殖技術の新展開林真理291
    • 1ARTの広がりと社会問題化292
    • 2社会的合意形成に向けて―厚生省審議会の動向298
    • 3法制化の準備と挫折304
    • 4「無法状態」の出現―「自由化」された生殖医療307
    • 5課題と展望310
  • 7-17IT機器による障害者支援溝口元311
    • 1障害者支援におけるパソコン311
    • 2障害者支援に関する法と予算312
    • 3視覚障害者支援とIT314
    • 4聴覚障害者支援とIT315
    • 5就労支援の場合316
    • 6地域・官界の動向317
  • 7-18高齢者医療と科学技術坂口志朗321
    • 1老年症候群321
    • 2高齢者に多い病気と対処法322
    • 3支援技術と福祉用具、共用品325
    • 4在宅で使われるさまざまな医療機器と福祉機器327
    • 5まとめと展望329
    • コラムホスピス・緩和ケア小山千加代331
  • 第8部生命・環境・安全・防災
  • 序説生命・環境・安全・防災吉岡斉336
    • 1第8部の守備範囲336
    • 2世紀転換期の現代的状況の概観339
    • 3世紀転換期における重要な問題群342
    • 4各章の要点346
  • 8-1地球温暖化防止政策吉岡斉352
    • 1地球温暖化防止政策の歴史的重要性352
    • 2気候変動枠組条約京都議定書の発効まで354
    • 3次期議定書をめぐる国際交渉の難航358
    • 4日本政府の地球温暖化防止政策の展開361
    • 5京都議定書発効後の諸政権の取組み366
    • 6原子力発電と地球温暖化368
  • 8-2迷走する食品安全問題―BSEを中心に中島貴子375
    • 1食品安全問題の概況375
    • 2食品安全行政の改革と試練376
    • 3食品安全問題におけるBSE騒動の含意385
    • 4評価と展望391
  • 8-3PCB廃棄物の処理問題岡村里恵外川健一395
    • 1PCBが問題視されるに至った経緯395
    • 2契機となった地球サミットとPOPs条約398
    • 3PCB処理体制の概要399
    • 4JESCO体制でのPCB処理事業と地方自治体―北九州市の事例402
    • 5JESCOによる処理事業の概要405
    • 6まとめと展望408
  • 8-4化学物質の規制と管理山口まり412
    • 1世紀転換期における化学物質管理の国際動向413
    • 2日本における化学物質管理政策の展開417
    • 3化審法および化管法見直しをめぐって419
    • 4日本におけるREACHへの対応422
    • 5産業界の自主的取組みとその課題423
    • 6世紀転換期以後の化学物質管理にむけて425
  • 8-5生態系保全と化学物質―有機スズ化合物による海洋汚染と生物影響の事例堀口敏宏429
    • 1法規制と科学的知見429
    • 2「化学物質審査規制法」と有機スズ化合物430
    • 3有機スズによる水棲生物への毒性と巻貝類への影響446
    • 4学ぶべき教訓と法規制のあり方451
  • 8-6諫早湾干拓事業と有明海の生態系および魚業への影響をめぐる論争菅波完457
    • 1諫早湾干拓事業の概要と問題の所在457
    • 2諫早湾干拓事業の経過458
    • 3潮受堤防閉切りと「有明海異変」をめぐる論点463
    • 4諫早湾締切りによる「有明海異変」への影響を示唆する研究報告466
    • 5諫早湾干拓をめぐる社会的な対立の構造472
    • 6世界的な湿地保全からみた諫早湾干拓の「開門」475
  • 8-7電磁波安全問題―携帯電話を中心に永瀬ライマー桂子478
    • 1問題意識発芽期479
    • 2携帯通信かけだし期(1979~1995年)485
    • 3普及期(1996~2000年)489
    • 4リスク論争期(2001~2010年)494
    • 5コンセンサスに向けて499
  • 8-8アスベスト問題の展開と日本的対応村山武彦508
    • 1アスベストの使用拡大と有害性に関する知見の蓄積508
    • 2一般環境における問題の顕在化と限定的な対応511
    • 3国際的な禁止措置と国内の緩慢な動き514
    • 42005年のクボタショックを契機とした救済法の成立と既存アスベスト対策517
    • 5対応の各国比較519
  • 8-9世界自然遺産・エコツーリズムの発展と課題小野有五523
    • 1世界自然遺産とエコツーリズムの誕生―1990年代以前523
    • 2世紀転換期(1990年代~2000年代)の世界自然遺産とエコツーリズム530
    • 3世界自然遺産とエコツーリズムの課題544
  • 8-10廃棄物・リサイクル政策の展開―自動車を題材に外川健一549
    • 1豊島事件と拡大生産者責任の誕生549
    • 2通産省の廃棄物政策と自動車リサイクル問題への影響551
    • 3循環型社会概念の浸透とリサイクル政策の変容554
    • 4自動車リサイクル法の成立とシステムの普及556
    • 5世紀転換期日本の自動車リサイクル政策をどう解釈するか558
  • 8-11大規模不法投棄問題と地方自治体藤本延啓561
    • 1地方自治体行政と不法投棄問題561
    • 2大規模不法投棄問題とは562
    • 3大規模不法投棄問題にかかわる法制度563
    • 4地方自治体における対応の実際565
    • 5地方自治体の果たすべき役割570
  • 8-12医療廃棄物の適正処理串田一樹574
    • 1医療廃棄物問題の可視化574
    • 2廃棄物の処理及び清掃に関する法律575
    • 3不法投棄576
    • 4医療廃棄物のジレンマ579
    • 5適正処理に向けて581
    • 6医療廃棄物処理ガイドライン582
    • 7ガイドラインからマニュアルへ584
    • 8廃棄物処理業界の対応585
    • 9まとめと展望586
  • 8-13環境科学振興政策とその評価内山弘美588
    • 1はじめに588
    • 21990年代後半の環境科学588
    • 32000年代の環境科学政策の展開591
    • 4評価と展望594
  • 8-14大学の環境教育の進展内山弘美596
    • 1改組・転換と環境冠学科の拡大596
    • 2大学設置基準大綱化と教養教育における環境教育の拡大601
    • 3大学院重点化のインパクト―大学院レベルの環境教育の拡大603
    • 4環境冠学科の卒業生の進路604
    • 5まとめと展望605
  • 8-15都市公共交通をめぐる政策と事業宇都宮浄人小山徹608
    • 1岐路にある都市公共交通―概観608
    • 2大量輸送時代の終焉609
    • 3交通政策の展開615
    • 4路面電車からLRTへ618
    • 5まとめと展望―質の向上に向けて625
  • 8-16都市軌道交通システムの安全と防災問題小山徹628
    • 1地下鉄道を主とした公共交通システムの安全と防災に関する取組み628
    • 2安全と防災の技術施策とその対象―列車運行と設備全体629
    • 3個々の列車運行安全に加えて総合的な防災施策の導入へ631
    • 4大震災防止策としての地震警報装置と耐震補強の時代633
    • 5列車運行の安全と都市防災強化(火災防止から水害対策)の時代へ634
    • 6乗客の安全を常時確保する諸施設の整備637