明解日本登山史 :エピソードで読む日本人の登山

山と溪谷社/2015.8.

当館請求記号:FS41-L163


目次


目次

  • 第1部
    近代登山以前の山と人
    • 1
      日本人と山とのかかわり
      12
      • 本地垂迹(ほんじすいじゃく)説・神仏習合の山岳信仰
        12
      • 庶民が支えた霊場登拝の隆盛
        13
        • ●播隆、槍ヶ岳開山への道程
          14
      • 山の民が蓄えた山の技術と知恵
        18
      • 文人墨客、漂泊の紀行と絵図
        19
    • 2
      外国人による登山
      21
      • イギリス公使の外国人富士初登
        21
      • 外国人科学者の山岳調査と観測
        22
      • ガウランド「日本のアルプス」
        24
      • 日本アジア協会と『日本旅行案内』
        25
    • 3
      山の調査・観測-未知への旅
      26
      • 山岳霊場を混乱させた神仏判然令
        26
      • 日本人科学者による登山と発見
        27
      • 科学の目で捉え直す山岳と秘境
        28
        • ●野中到、厳冬期の富士山頂に82日間滞留
          29
      • 未知領域の探求・反俗の山水漂泊
        31
        • ●河口慧海がネパールからチベットへ潜入
          32
  • 第2部
    探検登山の時代
    • 4
      近代登山の幕開け
      36
      • イギリス「紳士」の近代登山
        36
      • 「日本近代登山の父」W・ウェストン
        37
      • <登山の氣風を興作すべし>
        39
      • 志賀に煽られた木暮、小島・岡野
        40
    • 5
      日本山岳会設立と探検登山
      42
      • 槍登頂がウェストンと小島を結ぶ
        42
      • 「甲斐の白根」に魅せられた人びと
        43
      • 小島烏水ら7人が日本山岳会を設立
        44
        • ●日本山岳会設立年月日確定まで
          46
    • 6
      日本アルプス黄金時代
      48
      • 「山を看る、登る、読む-山好き集う」
        48
      • 登頂から縦走へ・探検登山の進展
        49
        • ●剱岳初登頂をめぐるドラマ
          50
      • 南・北アルプスを縦横に探る活動
        53
        • ●鵜殿正雄が初めて槍・穂高連峰の縦走を達成
          53
        • ●木暮理太郎と田部重治が槍から日本海へ大縦走
          56
      • 奥秩父・深林と渓谷に見る山岳美
        58
      • 冠松次郎の黒部渓谷探検
        60
    • 7
      山岳趣味と登山の啓発
      63
      • ウェストンの著書に掲載の山岳写真
        63
      • 河野・志村、山岳写真草創の人びと
        64
      • 山岳写真・登山普及活動の主役
        65
      • 「登山の氣風を興作」した学校登山
        66
    • 8
      山案内人群像
      68
      • ウェストンと嘉門次、交友の記念
        68
      • 山案内人のふたつの系譜
        69
      • 登山史の裏方・山案内人と「人夫」
        70
      • シナエム、長次部、平蔵、喜作
        71
        • ●上高地開拓物語
          73
    • 9
      山岳団体の設立
      77
      • 郷土の名山へ地域の山好き集う
        77
      • 中学生が日本山岳会の母体を形成
        78
      • 一高、三高、早慶に山岳部設立
        79
      • 神戸に見る山岳会の百花撩乱
        81
        • ●明治末に誕生した在留外国人の登山クラブ
          82
    • 10
      雪山への試行
      85
      • 青森第五連隊が八甲田山雪中行軍で大量遭難
        85
      • レルヒ以前のスキー移入の記録
        87
      • レルヒのスキー術伝授
        89
      • スキー-雪山の登高・滑降具
        90
      • アルプス登頂・雪と氷への挑戦
        91
        • ●22歳の学生登山家がユングフラウに登頂
          92
  • 第3部
    岩と雪の時代
    • 11
      アルピニズムの洗礼
      96
      • 槙によるアイガー東山稜初登攀
        96
      • 槙が導いた積雪期槍ヶ岳初登頂
        98
        • ●慶応・学習院山岳部員が本場登攀技術を習得
          101
    • 12
      積雪期初登頂とクライミング
      103
      • スキーと一体だった雪山登山
        103
      • スキーが生んだ積雪期の登頂
        104
        • ●最先鋭アルピニスト、雪の松尾峠で遭難
          105
      • 壮大な雪山踏破と記録映画の製作
        107
      • 藤木九三らがロック・クライミングクラブを設立
        109
        • ●北穂・滝谷を2パーティが同時に初登攀
          111
      • 憧れのロッキーへ、アルプスへ
        113
        • ●日本初の海外登山隊、アルバータに初登頂
          114
    • 13
      大正登山ブーム
      117
      • 登山ブームを生んだ社会的背景
        117
        • <浅ましい日常生活>の慰安に、山へ
          118
      • 登山へ、山旅へ誘う多彩な文筆
        119
      • 交通機関と受入れ態勢の拡充
        120
        • ●白馬岳山頂に本邦初の営業山小屋が開業
          121
      • 大町に山案内人組合が発足する
        123
      • 山小屋の開業相次ぐ
        125
        • ●小林喜作が東鎌尾根に新道を拓く
          127
        • ●秩父宮がマッターホルン登頂を果たす
          129
    • 14
      女性のパイオニアたち
      132
      • 「女人禁制」廃止の太政官布告
        132
      • 立山と富士女人登拝への歩み
        133
      • 登頂以前にはだかる障害の克服
        134
      • 女性パイオニアたちの登山活動
        135
        • ●日本初、夫婦登山を楽しんだ竹内夫妻
          137
    • 15
      バリエーション・ルート 初登攀ラッシュ
      140
      • 籠川谷で初の雪崩遭難
        140
      • バリエーション・ルートの開拓
        142
      • 脚光を浴びる谷川連峰
        145
        • ●登山用具の国産化を担った職人たち
          147
    • 16
      極地法 ヒマラヤへの道
      151
      • ヒマラヤ、憧れから目標へ
        151
      • 正真正銘の<初登山>を極地法で
        152
      • 大学山岳部の極地法・海外登山
        154
        • ●立大隊、日本人初のヒマラヤ登頂
          155
    • 17
      昭和前期の登山事情と出版
      158
      • 初の商業山岳雑誌「山と溪谷」
        158
      • 登山の大衆化と山岳雑誌・山岳書
        159
      • アルピニズム対低山趣味の応酬
        160
        • ●「静観派」による山の文化イベント
          162
      • 戦争にゆがめられた登山文化と奪われた命
        164
  • 第4部
    多様化する登山
    • 18
      復興の足音
      168
      • 敗戦後の荒廃から再び岩と雪を目指す
        168
      • 『風雪のビヴァーク』
        170
        • ●ナイロン・ザイル切断事件。岩稜会21年の苦闘
          172
    • 19
      マナスル登頂と登山ブーム
      174
      • ヒマラヤの夢再び
        174
      • 「背水の陣」の3次隊が登頂
        175
      • 空前の登山ブーム
        176
      • スキー・ブーム
        178
      • ブームがもたらしたもの
        179
      • 海外へ注ぐ熱い眼差し
        181
    • 20
      社会人の台頭とRCCII
      183
      • 新しい岩壁登攀の潮流
        183
      • アルプス三大北壁の栄光と悲劇
        185
    • 21
      登山の高度成長期
      188
      • エヴェレスト登頂
        188
      • ヴァリエーション、アルパインスタイル、無酸素
        190
        • ●女たちのアルプス、ヒマラヤ
          192
      • 長谷川恒男が三大北壁厳冬期単独登攀
        194
        • ●植村直己の冒険人生
          197
    • 22
      新たな登攀スタイルと価値観へ
      199
      • 国内登山の展開
        199
      • 「ヨセミテの風」でクライミング・シーンが激変
        201
      • 世界のビッグ・ウォールに挑む
        203
      • 世界に通用する発想と価値観へ
        206
    • 23
      現代の登山状況と課題
      207
      • パイオニアを追う大衆・商業資本
        207
      • 現代の登山ブームの諸相
        209
        • ●『日本百名山』と中高年登山ブーム
          211
      • 未来を拓けるか、山から発信する自然保護活動
        214
    • 第5部
      日本登山史年表
      217
      • あとがき
        266
  • ●印は「エピソードで読む登山史」