古代国府の成立と国郡制

吉川弘文館/2018.6.

当館請求記号:GB161-L352


目次


目次

  • 序章 国府成立をめぐる諸問題
    1
    • はじめに
      1
    • 1
      研究史と課題
      2
    • 2
      本書の構成
      7
  • 第1章
    各地における国府の検討
    11
    • 1
      東海道
      11
      • (1)
        伊賀国府
        11
      • (2)
        伊勢国府
        12
      • (3)
        尾張国府
        14
      • (4)
        三河国府
        15
      • (5)
        遠江国府
        16
      • (6)
        相模国府
        17
      • (7)
        下総国府
        21
      • (8)
        常陸国府
        22
    • 2
      東山道
      24
      • (1)
        近江国府
        25
      • (2)
        美濃国府
        26
      • (3)
        武蔵国府
        30
      • (4)
        下野国府
        33
      • (5)
        陸奥国府
        35
    • 3
      北陸道
      38
      • (1)
        越中国府
        38
      • (2)
        能登国府
        39
    • 4
      山陰道
      39
      • (1)
        丹波国府
        39
      • (2)
        因幡国府
        42
      • (3)
        伯耆国府
        43
      • (4)
        出雲国府
        48
    • 5
      山陽道
      51
      • (1)
        播磨国府
        52
      • (2)
        備前国府
        54
      • (3)
        備後国府
        54
      • (4)
        美作国府
        56
      • (5)
        周防国府
        58
    • 6
      南海道
      60
      • (1)
        讃岐国府
        60
      • (2)
        阿波国府
        61
    • 7
      西海道
      61
      • (1)
        筑後国府
        62
      • (2)
        豊前国府
        64
      • (3)
        肥前国府
        66
      • (4)
        肥後国府
        69
      • (5)
        日向国府
        71
  • 第2章
    国庁の構造
    80
    • 1
      政庁と長舎
      80
    • 2
      長舎を用いた政庁の成立
      83
    • 3
      7世紀以降の大極殿院・朝堂院
      86
    • 4
      長舎を多用した政庁から定型化国庁へ
      91
      • (1)
        常陸国庁の建物配置-ロ字形配置から定型化国庁成立
        91
      • (2)
        伯耆国庁の成立
        92
      • (3)
        郡山遺跡の変遷
        93
      • (4)
        多賀城からみた城柵型国庁の成立-城柵型政庁の基本形成立
        99
    • 5
      国庁・郡庁の祖型
      107
      • (1)
        郡庁と国庁の関係
        108
      • (2)
        大宰府I期政庁と西海道諸国の国庁
        116
    • 6
      長舎の出現と政庁建物の構造
      120
      • (1)
        長舎の出現
        120
      • (2)
        政庁建物の構造
        124
    • 7
      国庁と駅家
      125
    • まとめ
      130
  • 第3章
    国府事例の検討
    136
    • 1
      出雲国府成立と出雲国の形成
      136
      • (1)
        出雲国府と郡衙,官道の整備
        136
      • (2)
        律令国家の荘厳化政策
        147
      • (3)
        小結
        151
    • 2
      常陸国府と台渡里官衙遺跡群の成立
      152
      • (1)
        常陸国府と郡衙の成立
        153
      • (2)
        駅家と官道の成立と展開
        155
      • (3)
        小結
        159
    • 3
      下野国府成立と下野国の形成
      160
      • (1)
        下野国府の成立と郡衙
        160
      • (2)
        河内郡の複数官衙施設
        161
      • (3)
        芳賀郡の複数官衙施設
        166
      • (4)
        東山道駅路の建設
        170
      • (5)
        下野国府の荘厳化
        171
      • (6)
        小結
        176
  • 第4章
    国府成立の総括的検討
    180
    • 1
      国庁・国衙の成立と存続期間
      180
    • 2
      郡衙代用説・国司館代用説の検討
      184
      • (1)
        郡衙代用説
        184
      • (2)
        国司館代用説
        191
    • 3
      国庁の成立
      193
    • 4
      瓦葺建物からみた国府の整備
      196
    • 5
      国府成立と前身官衙
      199
    • 6
      文献・出土文字資料と国府成立
      200
  • 付論1
    地方官衙と方位
    206
    • はじめに
      206
    • 1
      官衙の方位
      206
      • (1)
        都城の正方位採用
        206
      • (2)
        地方官衙の正方位採用
        207
    • 2
      国郡制と官衙の方位
      214
      • (1)
        正方位の技術
        214
      • (2)
        国郡制の成立と方位
        214
    • おわりに
      215
  • 付論2
    地方官衙成立期の瓦葺建物
    218
    • はじめに
      218
    • 1
      都城の荘厳化と地方官衙への波及
      218
    • 2
      国府成立期の瓦葺建物
      219
    • 3
      郡衙成立期の瓦葺建物
      221
    • おわりに
      227
  • 結語 国府成立と国郡制
    231
  • あとがき
    235
  • 索引
    238

図表目次

  • 図1
    伊勢国府の位置(新田剛「東海道 伊勢」条里制・古代都市研究会編『古代の都市と条里』吉川弘文館,2015年)
    12
  • 図2
    伊勢国庁の模式図(同上)
    12
  • 図3
    伊勢国庁・方格地割(同上)
    13
  • 図4
    坪ノ内遺跡の大型建物変遷図(田尾誠敏「相模国府と律令制下の物流」『日々の考古学』東海大学考古学教室開設20周年記念論文集編集委員会,2002年)
    18
  • 図5
    常陸国庁の模式図と出土瓦(松本太郎『東国の土器と官衙遺跡』六一書房,2013年)
    23
  • 図6
    美濃国庁II期の遺構配置(垂井町教育委員会『美濃国府跡発掘調査報告書III』2005年)
    27
  • 図7
    美濃国庁SX9100出土の土師器(同上)
    27
  • 図8
    美濃国府出土の軒瓦(中川尚子「不破郡における古代軒瓦」『平成11年度タルイピアセンター歴史民俗資料館報』2000年)
    27
  • 図9
    美濃国府出土の平瓦・熨斗瓦(図6と同じ)
    28
  • 図10
    宮処廃寺・宮代廃寺出土の軒瓦(図8と同じ)
    28
  • 図11
    弥勒寺官衙遺跡:郡庁の配置と正殿の変遷(関市教育委員会『弥勒寺東遺跡 第1~5次発掘調査概報』1999年)
    29
  • 図12
    武蔵国府の国衙中枢施設(江口桂『古代武蔵国府の成立と展開』同成社,2014年)
    31
  • 図13
    武蔵国府の国司館(府中市教育委員会『武蔵国衙跡1』府中市埋蔵文化財調査報告第43集,2009年)
    32
  • 図14
    下野国庁の遺構配置(栃木県教育委員会『下野国府跡IV』栃木県埋蔵文化財調査報告第50集,1982年)
    33
  • 図15
    下野国府および関連出土遺物(1~4:栃木県教育委員会『下野国府跡IX』栃木県埋蔵文化財調査報告第100集,1990年,5・6:大橋泰夫・中野正人「古江・花神窯跡採集の古瓦について」『栃木県考古学会誌7』1982年,7・8:岩舟町教育委員会『和田窯跡』2002年,9~12:大川清『下野の古代窯業遺跡 本文編I・II』栃木県埋蔵文化財調査報告第18集,1976年)
    34
  • 図16
    郡山遺跡と多賀城の政庁(宮城県教育委員会・宮城県多賀城跡調査研究所『多賀城跡 政庁跡 補遺編』2010年)
    36
  • 図17
    越中国府関連遺跡(高岡市教育委員会『市内遺跡調査概報III-平成19年度越中国府・御亭角遺跡の調査他-』高岡市埋蔵文化財調査概報第67冊,2009年)
    40
  • 図18
    伯耆国府周辺の遺跡(倉吉市教育委員会『史跡伯耆国府跡 国庁跡発掘調査報告書(第12次~第14次)』倉吉市文化財調査報告書第141集,2012年)
    44
  • 図19
    伯耆国庁と出土瓦(同上)
    44
  • 図20
    不入岡遺跡の大型建物変遷(倉吉市教育委員会『不入岡遺跡群発掘調査報告書』倉吉市文化財調査報告書第85集,1996年)
    46
  • 図21
    不入岡遺跡出土遺物(同上)
    47
  • 図22
    出雲国府出土遺物(島根県教育委員会『史跡出雲国府跡8』2013年)
    49
  • 図23
    六所脇・宮の後地区の遺構配置(同上)
    50
  • 図24
    出雲国府I・II期の変遷図(同上)
    51
  • 図25
    本町遺跡の遺構配置(姫路市教育委員会『本町遺跡』1984年)
    52
  • 図26
    播磨国府と山陽道(山本博利「播磨国府跡」『姫路市史 第七巻下 資料編考古』姫路市,2010年)
    53
  • 図27
    ハガ遺跡の遺構配置(岡山市教育委員会『ハガ遺跡-備前国府関連遺跡の発掘調査報告-』2004年)
    54
  • 図28
    ハガ遺跡と成光寺地区の位置(同上)
    55
  • 図29
    南幸畑地区の遺構変遷と出土軒瓦(津山市教育委員会『美作国府跡』津山市埋蔵文化財発掘調査報告第50集,1994年)
    57
  • 図30
    周防国府の全体図(吉瀬勝康「山陽道 周防」条里制・古代都市研究会編『古代の都市と条里』吉川弘文館,2015年)
    59
  • 図31
    筑後国府の全体図(松村一良「西海道 筑後」条里制・古代都市研究会編『古代の都市と条里』吉川弘文館,2015年)
    62
  • 図32
    筑後国府先行官衙中枢部の遺構配置(同上)
    63
  • 図33
    筑後国庁I・II期の遺構配置(同上)
    64
  • 図34
    福原長者原遺跡全体図(行橋市教育委員会『福原長者原遺跡』行橋市文化財調査報告書第58集,2016年)
    65
  • 図35
    福原長者原遺跡変遷模式図(同上)
    66
  • 図36
    肥前国府の官衙施設(佐賀市教育委員会『国史跡肥前国庁跡保存整備事業報告書-遺物・整備編-』佐賀市文化財整備報告書第1集,2006年)
    67
  • 図37
    肥前国庁の変遷模式図(同上)
    68
  • 図38
    二本木遺跡の遺構変遷と出土遺物(熊本市教育委員会『二本木遺跡群』2007年)
    70
  • 図39
    日向国府の前身官衙と定型化国庁の変遷模式図(津曲大祐「日向国府跡の調査成果」『一般社団法人日本考古学協会2017年度宮崎大会資料』日本考古学協会2017年度宮崎大会実行委員会,2017年)
    72
  • 図40
    7世紀の官衙建物(奈良文化財研究所「稲淵川西遺跡」『飛鳥・藤原宮発掘調査概報』7,1987年,松山市教育委員会『久米高畑遺跡』松山市文化財調査報告書第158集,2012年,米倉秀紀「福岡市比恵・那珂遺跡,有田遺跡の倉庫群」『郡衙正倉の成立と変遷』奈良国立文化財研究所,2000年)
    84
  • 図41
    有田遺跡全体図(福岡市教育委員会「コラム 有田遺跡群における古代官衙関連遺構」『有田・小田部47』福岡市埋蔵文化財調査報告書第1067集,2010年)
    85
  • 図42
    宮の中枢部の変遷(文化庁文化財部記念物課監修『発掘調査のてびき 各種遺跡整備編』2013年)
    86
  • 図43
    飛鳥浄御原宮の建物配置(小澤毅『日本古代宮都構造の研究』青木書店,2003年,林部均『古代宮都形成過程の研究』青木書店,2001年)
    88
  • 図44
    不入岡遺跡と伯耆国庁の建物配置(図20と同じ,倉吉市教育委員会『伯耆国庁跡発掘調査概報』第5・6次,1979年)
    93
  • 図45
    郡山遺跡I期官衙中枢部の変遷(仙台市教育委員会『郡山遺跡発掘調査報告書 総括編(1)』仙台市文化財調査報告書第283集,2005年)
    95
  • 図46
    栄町遺跡(須賀川市教育委員会『栄町遺跡』2012年)と泉官衙遺跡(南相馬市教育委員会『泉廃寺跡-陸奥国行方郡家の調査報告-』南相馬市埋蔵文化財調査報告書第6集,2007年)の政庁変遷
    96
  • 図47
    国ごとにみた創設期の政庁(各報告書,条里制・古代都市研究会編『日本古代の郡衙遺跡』雄山閣,2009年)
    111
  • 図48
    上神主・茂原官衙遺跡と長者ヶ平官衙遺跡の政庁(上三川町教育委員会・宇都宮市教育委員『上神主・茂原官衙遺跡』上三川町埋蔵文化財調査報告書第27集・宇都宮市埋蔵文化財調査報告書第47集,2003年,栃木県教育委員会『長者ヶ平遺跡重要遺跡範囲確認調査』栃木県埋蔵文化財調査報告書第300集,2007年)
    112
  • 図49
    西下谷田遺跡の中枢施設の変遷(栃木県教育委員会『西下谷田遺跡』宇都宮市埋蔵文化財調査報告書第273集,2003年)
    113
  • 図50
    大宰府と筑後国庁(九州歴史資料館『大宰府政庁跡』2002年)
    117
  • 図51
    熊野遺跡の長舎とその周辺(鳥羽政之「東国における郡家形成の過程」北武蔵古代文化研究会編『幸魂-増田逸朗氏追悼論文集-』2004年)
    121
  • 図52
    山王廃寺の前身建物(前橋市教育委員会『山王廃寺-平成22年度調査報告-』2012年)
    122
  • 図53
    讃岐国府(推定)の前身遺構(信里芳紀「讃岐国府を考える」『第4回古代山城サミット高松大会開催記念企画展 屋嶋城が築かれた時代』高松市教育委員会,2013年)
    123
  • 図54
    弥勒寺官衙遺跡の郡庁と下層建物(田中弘志『律令国家を支えた地方官衙 弥勒寺遺跡群』新泉社,2008年)
    124
  • 図55
    落地八反坪遺跡(上郡町教育委員会『野磨駅家跡』2006年)
    126
  • 図56
    小犬丸遺跡(龍野市教育委員会『布勢駅家II-小犬丸遺跡1992・1993年度発掘調査概報-』龍野市文化財調査報告11,1994年)
    128
  • 図57
    野麿駅家(落地飯坂遺跡)と布勢駅家(小犬丸遺跡)の瓦葺駅館院(図55・56と同じ)
    129
  • 図58
    『出雲国風土記』に記された官衙・寺院
    141
  • 図59
    台渡里官衙遺跡群全体図(水戸市教育委員会『古代常陸の原像 那賀郡の成立と台渡里官衙遺跡群 台渡里官衙遺跡群国史跡追加指定記念シンポジウム記録集』2012年)
    156
  • 図60
    常陸国を中心とする交通想定図(木下良「常総の古代交通路に関する二・三の問題」『常総の歴史』第16号,1995年)
    158
  • 図61
    下野国河内郡・芳賀郡の官衙遺跡位置(図49と同じ)
    162
  • 図62
    上神主・茂原官衙遺跡と出土瓦(図48『上神主・茂原官衙遺跡』)
    165
  • 図63
    堂法田遺跡全体図(大金宣亮「堂法田遺跡」『真岡市史 第1巻 考古資料編』真岡市,1984年)
    167
  • 図64
    中村遺跡全体図(大金宣亮「中村遺跡」『真岡市史 第1巻 考古資料編』真岡市,1984年)
    168
  • 図65
    長者ヶ平遺跡全体図(図49『長者ヶ平遺跡重要遺跡範囲確認調査』)
    169
  • 図66
    東山道駅路推定地と関連遺跡(大澤伸啓「国府野遺跡」大金宣亮氏追悼論文集刊行会編『古代東国の考古学』慶友社,2005年)
    173
  • 図67
    足利市八雲神社保管の瓦
    175
  • 図68
    仙台郡山官衙遺跡の変遷(図45と同じ)
    210
  • 図69
    泉官衙遺跡の変遷(図46『泉廃寺跡-陸奥国行方郡家の調査報告-』)
    210
  • 図70
    出雲国庁と郡衙の方位(雲南市教育委員会『郡垣遺跡III』雲南市埋蔵文化財調査報告書8,2014年)
    211
  • 図71
    下野国府・常陸国府出土の軒先瓦
    220
  • 図72
    勝間田遺跡の遺構配置図(團正雄「岡山県勝間田・平遺跡」条里制・古代都市研究会編『日本古代の郡衙遺跡』雄山閣,2009年)
    222
  • 図73
    勝間田遺跡と平遺跡の瓦
    222
  • 図74
    万代寺遺跡・小野遺跡・根岸遺跡・入谷遺跡出土の軒先瓦
    224
  • 表1
    地方官衙政庁における主な身舎梁行3間の建物
    104
  • 表2
    国庁の変遷
    181
  • 表3
    国衙の存続時期
    182
  • 表4
    国衙の瓦葺建物の採用・存続時期
    197
  • 表5
    方位を変えた地方官衙遺跡
    208