トコトンやさしい金属材料の本
日刊工業新聞社/2019.10.
当館請求記号:M213-M32
目次
目次 CONTENTS
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第1章金属とは
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1活用の始まりは、ほぼ純粋な自然金属「人類と金属の出会い」10
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2金属結合がもたらす3つの特徴「化学結合とは」12
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3金属はどうしてしなやかなの?「金属の延性」14
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4金属はどうして錆びるの?「金属の腐食現象」16
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5金属はどうして熱や電気を伝えやすいの?「金属の導電率と熱伝導度」18
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6周期表の周期と族で元素の性質に傾向あり「周期表から見た金属」20
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7状態図は金属材料開発に使用する道しるべ「純金属と合金」22
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8周期表以外にもある金属材料の分類方法「金属材料の分類」24
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第2章金属材料の種類―鉄鋼―
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9最も多く生産され、使用されている金属「鉄鋼」28
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10軟鋼を中心とした構造用鋼「普通鋼」30
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11普通鋼より特性を向上させた鉄鋼「特殊鋼」32
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12クロム、またはクロムとニッケルを含む特殊鋼「ステンレス鋼」34
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13溶解温度が比較的低く、流動性に優れる「鋳鉄」36
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第3章金属材料の種類―非鉄金属―
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14鉄鋼以外の金属とその合金「非鉄金属」40
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15人類が最初に手にした非鉄金属の代表「銅および銅合金」42
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16銅と同様に代表的な非鉄金属の一つ「アルミニゥムおよびアルミニウム合金」44
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17構造用金属材料の中で最も軽量な金属「マグネシウムおよびマグネシウム合金」46
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18ギリシャ神話にちなんで名付けられた金属「チタンおよびチタン合金」48
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19ステンレス鋼の開発以降、需要増大する金属「ニッケルおよびニッケル合金」50
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20単体金属として確認が遅れた金属「亜鉛および亜鉛合金」52
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21銅に添加される古代より知られている金属「錫および錫合金」54
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22化学的に安定で資源的に貴重な金属「貴金属」56
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23銅と共に人類が早くから手にした金属「金および金合金」58
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24金属の中で導電率と熱伝導度が最も高い「銀および銀合金」60
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25現代の産業を支える非常に重要な金属「レアメタルとレアアース」62
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26非晶質な構造を持った金属「アモルファス合金」64
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27硬質相と結合相からなる複合材料「超硬およびサーメット」66
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第4章金属材料の評価・試験方法
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28金属の硬さを調べる試験「硬さ試験」70
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29引張荷重負荷時の変形挙動を求める試験「引張試験」72
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30金属の疲労特性を調べる試験「疲労試験」74
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31摩擦運動部分の挙動を把握する試験「摩擦・摩耗試験」76
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32金属のクリープ特性を調べる試験「クリープ試験」78
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33金属の腐食特性を調べる試験「耐食性試験」80
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第5章加工プロセス
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34形状と機能を付与して金属製品に仕上げる「加工プロセス」84
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35溶解炉で融点以上に加熱して溶かす「溶解加工」86
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36溶けた金属を型に流し込んで冷却して固める「鋳造加工」88
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37回転する2対のロールで金属を引ぎ延ばす「圧延加工」90
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38金型から押出して様々な断面形状の長尺金属を得る「押出加工」92
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39金型から引抜いて様々な断面形状の長尺金属を得る「伸線・引抜き加工」94
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40プレス機を用いて塑性加工する「プレス加工」96
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41継ぎ目のない中空のくぼみ形状を金属に付与する「絞り・張出し加工」98
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42加熱・冷却して金属の特性を向上させる「熱処理加工」100
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432つ以上の金属を一体化させる「接合加工」102
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44工作機械で機械的に除去する「切削・研削加工」104
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45金属粉末を一兀材に使用する「粉末冶金加工」106
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第6章表面処理プロセス
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46金属表面に装飾や機能を付与する「表面処理加工」110
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47金属表面の素地とは異なる付着物を除去する「前処理」112
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48金属表面に素地とは異なる金属皮膜を施す「めっき」114
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49金属表面に素地とは異なる皮膜を生成させる「化成処理」116
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50金属表面に人工的に酸化皮膜を生成させる「陽極酸化処理」118
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51金属表面に素地とは異なる塗膜を施す「塗装」120
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52表面のみ硬くして耐摩耗性とじん性を両立「表面硬化処理」122
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53金属表面に炭素や窒素を拡散させて硬くする「浸炭焼入れと窒化処理」124
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54無数の投射材を高速で金属表面に衝突させる「ショットピーニング」126
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第7章金属材料の用途
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55材質以外にも分類できる「構造材料と機能材料」130
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56エンジンの燃費向上とCO2排出量削減が課題「航空機」132
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57車体の軽量化で燃費向上と環境規制に対応「自動車」134
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58現代の日本の硬貨は、1円以外は全て銅合金「硬貨」136
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59清潔さと耐久性が求められる「台所用品」138
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60複雑な形状と瞬時の成形「おもちゃ」140
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61変わらない輝ぎが求められる「アクセサリー」142
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62社会インフラの至るところで活躍「電線」144
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63白熱化して赤みを帯びた白色光を発するフィラメント「電球」146
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64軽量化を主眼に置いた材料変遷「スポーツ用具」148
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第8章金属材料のこれから
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65鉛、水銀、カドミウムに対する規制と対応「環境への配慮」152
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66金属資源が少ない日本の貴重な資源確保手段「リサイクル」154
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67人工知能を用いた材料開発「マテリアルズ・インフォマティクス」156
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【コラム】
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●人間の健康を左右する金属26
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●錆びない金属ステンレス鋼。実は錆びています!38
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●金属の三兄弟金・銀・銅68
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●金属に関する資格を取ろう!82
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●加工プロセス選定に関する名著108
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●「メッキ」じゃなくて「めっき」だよ128
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●伝統工芸技術を活かした街角モニュメント150
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●都市鉱山とオリンピックメダル158
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主な参考文献159