新道徳教育全集 第2巻
学文社/2021.6
当館請求記号:FC97-M139
目次
目次
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刊行のことばi
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はじめにiii
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第I部世界の道徳教育思想
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-概要2
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第1章ソクラテス5
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第1節道徳は教えられるか5
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「1」徳とは何か5
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「2」徳は教えられるか6
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「3」善悪と快苦7
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第2節対話を通した教育8
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「1」助産術としての教育8
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「2」徳の教師とソクラテス8
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第3節追求する愛と道徳教育9
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「1」知を追求する愛9
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「2」無償の愛と道徳教育10
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第4節真の徳の教師ソクラテス11
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第2章ホッブズ,シャフツベリ,スミス13
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第1節中世から近世へ-ホッブズからシャフツベリ-13
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「1」近世への流れ13
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「2」シャフツベリ-思想の源流とその道徳思想-14
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第2節スミス16
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「1」公平な観察者16
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「2」共感17
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第3章ルソー19
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第1節『エミール』における3種類の道徳19
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第2節共同体に根ざした道徳-古代国家と『社会契約論』20
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第3節個人に根ざした道徳-教育的人間像としての有徳人23
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第4節フランス革命後の動向27
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第4章カント29
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第1節人間性への問い29
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「1」カントにおける「人間」29
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「2」実践哲学における人格30
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「3」カントの教育学における人間性の完成31
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第2節世界市民の共同による道徳の具体化32
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「1」道徳法則に立脚する厳粛主義33
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「2」世界市民による人間性の探求34
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第5章ペスタロッチー39
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第1節近代教育の幕開けと道徳教育39
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第2節『隠者の夕暮』の道徳教育思想39
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第3節『シュタンッだより』における道徳教育の方法化41
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第6章シュプランガー45
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第1節社会的道徳と個人的倫理45
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第2節個人的倫理の中核としての良心47
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第7章ボルノー,シュタイナー49
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第1節ボルノーにおける徳論49
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第2節シュタイナー教育における道徳教育の視点51
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第8章ミル53
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第1節功利主義とは何か53
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第2節高次の快楽53
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第3節「生の技術」の3部門55
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第4節徳と功利主義57
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第9章グリーン59
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第1節グリーンの道徳思想と自我実現59
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第2節自我実現の目的と道徳的行為60
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第3節共通善,相互奉仕,社会生活61
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第4節グリーンの教育改革と共通善63
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第10章デューイ65
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第1節19世紀から20世紀における学校教育の現状とデューイの問題意識65
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第2節デューイの心理学的アプローチと衝動の自己規制66
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第3節衝動の組織化と習慣形成66
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第4節習慣形成とその固定化からの転換68
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第5節成長の連続過程と現在の活動の意味69
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第6節行為,自我,経験のリズムの関係70
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第11章ロジャーズ,コールバーグ71
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第1節デューイ以降のアメリカの道徳教育思想71
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第2節ロジャーズの価値づけ過程理論71
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第3節コールバーグの道徳性の認知発達理論73
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第12章中国における道徳教育思想77
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第1節孔子,孟子77
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「1」孔子と「礼」「仁」77
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「2」孟子と性善説79
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第2節朱子81
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「1」「理」と「気」81
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「2」心の解明-「性即理」82
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「3」修養論-「居敬窮理」83
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第3節王陽明84
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「1」陽明の学説-「心即理」「知行合一」「致良知」85
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「2」陽明学の実践と展開87
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第II部世界各国の道徳教育の動向
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-概要90
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第13章イギリス(イングランド)93
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第1節学校制度と教育課程の特色93
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「1」概観93
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「2」教育課程の特徴93
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「3」近年の教育改革の動向94
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第2節学校における道徳教育の展開95
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「1」道徳教育の位置づけ95
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「2」英国的諸価値(British Values)の共有に向けて96
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第3節道徳教育(PSHE教育)のカリキュラム97
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「1」目標・内容・評価97
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「2」指導計画の例100
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第4節近年の動向と展望101
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第14章フランス103
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第1節学校制度と教育課程の特色103
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「1」概観103
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「2」教育課程の特徴103
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「3」近年の教育改革の動向104
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第2節学校における道徳教育の展開105
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「1」小学校・コレージュにおける道徳教育105
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「2」リセにおける道徳教育108
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第3節道徳教育のカリキュラム109
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「1」道徳教育の内容と方法109
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「2」道徳教育の評価111
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第4節展望112
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第15章ドイツ113
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第1節学校制度と教育課程の特色113
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「1」概観113
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「2」教育課程の特徴114
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「3」近年の教育改革の動向115
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第2節学校における道徳教育の展開115
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「1」基本法における宗教科規定115
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「2」各州における倫理・哲学科の設置116
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第3節道徳教育のカリキュラム118
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第4節近年の動向と展望120
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第16章アメリカ123
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第1節学校制度と教育課程の特色123
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「1」概観123
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「2」教育課程の特徴124
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「3」近年の教育改革の動向125
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第2節学校における道徳教育の展開126
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「1」道徳教育の展開126
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「2」新しい人格教育の歴史的経緯127
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第3節人格教育のカリキュラム128
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「1」目標128
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「2」指導内容129
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「3」指導方法131
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「4」評価方法132
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第4節近年の動向と展望133
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第17章中国135
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第1節学校制度と教育課程の特色135
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「1」概観135
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「2」教育課程の特徴135
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「3」近年の教育改革の動向137
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第2節学校における道徳教育の展開138
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「1」道徳教育に関する科目の名称138
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「2」設置学年・時数139
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第3節道徳教育のカリキュラム139
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「1」道徳教育の目標139
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「2」道徳教育の内容140
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「3」道徳教育の方法142
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「4」道徳教育の評価143
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第4節近年の動向と展望143
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第18章韓国145
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第1節学校制度と教育課程の特色145
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「1」概観145
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「2」教育課程の特徴146
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「3」近年の教育改革の動向147
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第2節学校における道徳教育の展開148
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「1」韓国道徳教育の歴史的経緯148
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「2」現在の道徳教育関連教科目149
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第3節道徳教育のカリキュラム150
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「1」「道徳」の目標150
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「2」「道徳」の内容150
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「3」教育(指導)方法152
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「4」「道徳」の評価方法-到達度と評価基準による評価-153
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第4節近年の動向と展望153
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第19章シンガポール155
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第1節学校制度と教育課程の特色155
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「1」概観155
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「2」教育課程の特徴156
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「3」近年の教育改革の動向157
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第2節学校における道徳教育の展開158
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「1」道徳教育の変遷と人格・市民性教育の導入158
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「2」人格・市民性教育における中核価値と資質・能力159
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第3節道徳教育のカリキュラム160
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「1」人格・市民性教育のカリキュラム160
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「2」正課併行活動(CCA)の実践163
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第4節近年の動向と展望163
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第20章アラブ首長国連邦165
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第1節学校制度と教育課程の特色165
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「1」概観:UAEの社会状況と宗教教育・道徳教育165
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「2」教育課程の特徴166
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「3」近年の教育改革の動向167
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第2節学校における道徳科の導入168
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第3節道徳科のカリキュラム170
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第4節近年の動向と展望173
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第III部道徳教育論の現代的潮流
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-概要176
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第21章ケアリングと道徳教育179
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第1節ケアリングの再発見179
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「1」ケアをめぐる問題の広がり179
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「2」道徳教育におけるケアリングの再発見180
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第2節コールバーグからギリガンへ,そしてノディングズへ181
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「1」ギリガンのコールバーグ批判181
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「2」ノディングズのケアリング倫理182
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「3」状況倫理としてのケアリング倫理183
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第3節可能性と課題185
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第22章道徳性心理学の潮流:道徳性をどう捉えるか187
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第1節道徳性研究の現在187
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第2節認知発達に基づく道徳性発達理論188
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「1」コールバーグの道徳性発達理論188
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「2」コールバーグ理論への批判189
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第3節道徳判断における直感の役割191
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「1」ハイトによる社会的直感モデルと道徳基盤理論191
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「2」直感をどう捉えるか192
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第4節道徳性研究の今後193
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第23章徳倫理学195
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第1節徳倫理学の再興195
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「1」徳倫理学の射程195
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「2」徳倫理学の基本概念-実践知と幸福-196
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第2節徳倫理学における道徳教育の構想198
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「1」「徳を身に付ける」とはどういうことか198
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「2」徳の学習とスキル199
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「3」熟慮と議論の徳200
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第3節展望201
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第24章子どもの哲学(P4C)203
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第1節子どもの哲学の概要と,世界各地での取組203
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第2節子どもの哲学と道徳教育205
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「1」哲学対話を通した道徳的思考力の育成206
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「2」哲学対話を通した知的に安全な探究のコミュニティの醸成207
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第3節子どもの哲学のこれから209
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第25章市民性教育/シティズンシップ教育211
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第1節1990年代以降の市民性教育をめぐる潮流211
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「1」シティズンシップの定義211
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「2」市民性教育への関心の高まり212
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「3」シティズンシップをめぐる論点212
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「4」市民性教育の多様なアプローチ213
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第2節市民性教育における道徳と価値の位置づけ214
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第3節国境を越えた市民性育成の取組215
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「1」ヨーロッパにおけるシティズンシップ教育216
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「2」ユネスコのグローバル・シティズンシップ教育216
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第4節市民性教育の課題と日本への示唆217
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第26章SEL(社会性と感情の学習)219
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第1節ソーシャルエモーショナルラーニングとは219
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「1」目指す5つの力219
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「2」SELの背景220
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「3」理論的な枠組み221
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第2節学校の教育活動全体の土台となるSEL222
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「1」カリキュラム・マネジメントとしてのSEL222
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「2」教育者自身の力量を伸ばすアセスメント224
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「3」発達的なレンズを重視224
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「4」エビデンスに基づいたプログラムの紹介226
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第27章いじめ問題への取組227
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第1節国際的にみたいじめ問題とその定義227
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「1」暴力との境界がないbullying227
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「2」暴力と一線を画してきた日本のいじめ228
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「3」法律の制定がもたらした定義の変更229
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第2節日本における道徳教育・生徒指導といじめ問題230
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「1」日本の道徳教育230
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「2」日本の生徒指導231
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第3節日本のいじめに対する.道徳教育の可能性231
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「1」暴力および暴力を伴ういじめと道徳教育232
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「2」暴力を伴わないいじめと道徳教育232
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「3」ハラスメント教育の可能性233
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第28章対話と議論の道徳教育235
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第1節討議倫理235
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第2節現代道徳教育論における対話と議論237
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「1」コミュニケーションの射程237
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「2」コミュニタリアニズムとリベラリズム-対立を越えて238
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「3」対話と議論の道徳教育理論の構想240
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「4」展望243
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附録 諸外国における道徳教育の実施状況246
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おわりに248
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人名索引250
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事項索引251