History of Chemical Section(化学課史)、Report on Psychological Warfare in the Southwest Pacific Area 1944-45(連合国南西太平洋地域における心理戦)、ほか
旧蔵機関名
Commander-in-Chief, United States Army Forces, Pacific (CICUSAFPAC)
歴史
米太平洋陸軍(USAFPAC)は、フィリピン奪還作戦終了後、日本本土への進攻作戦のため、1945年4月3日マッカーサーの進言に基づき統合参謀本部により、南東太平洋地域とアラスカを除く、それまで海軍のニミッツの指揮下にあった地域を含む全太平洋戦域の米陸軍の指揮権を統合して設置された(総司令部はマニラ)。このとき同様に全太平洋戦域の米海軍の指揮権も統合された。米太平洋陸軍司令官には、マッカーサーが任命された。1945年8月5日には、軍政局(Military Government Section)が設置され、日本占領の準備にあたり、10月2日連合国最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)が設置されるまで米太平洋陸軍総司令部が日本の占領を担当した。8月30日に総司令部はマニラから横浜に、さらに9月17日に東京に移された。同総司令部設置後は、参謀各部等の部局はGHQ/SCAP の部局を兼ねた。 USAFPAC は、1946年12月31日廃止され、代わって1947年1月に陸・海軍の統合軍である極東軍(Far East Command, FEC)が設置された。