児童雑誌(国内刊行)

国内刊行の児童雑誌の所蔵を調べるときに参考になるツールを紹介します。ここでの児童雑誌は、おおむね18歳以下の者が主たる利用者として想定される雑誌を指します。国立国会図書館分類表(NDLC)での児童雑誌の分類記号はZ32です。ただし、『子供の科学』【Z14-112】など、分類記号がZ32ではないものもあるため、ひとつの分類記号で児童雑誌を網羅できるわけではありません。【 】内は当館請求記号です。(ウェブサイトの最終アクセス日:2022.2.21)

1. 児童雑誌の所蔵調査(国立国会図書館所蔵資料)

児童雑誌は、国際子ども図書館で所蔵しているタイトルのほかに、東京本館で所蔵しているタイトルが多数あります。漫画雑誌の一部やプランゲ文庫が例として挙げられます。また、すべての巻号がデジタル化されている雑誌は、「所蔵場所」の「デジタルデータ」にチェックを入れていないと、検索することができません。国立国会図書館サーチで児童雑誌を検索する際に、すべての「所蔵場所」にチェックを入れた状態で検索することで、東京本館と国際子ども図書館の所蔵資料、及びデジタル化された資料を同時に検索することができます。また、国立国会図書館サーチで全館検索して「所蔵なし」でも、 特別コレクション「池田宣政(南洋一郎)コレクション」【VZ2】に所蔵がある場合があります。

2. 児童雑誌の所蔵調査(その他)

国立国会図書館サーチ以外にも、児童雑誌の所蔵を調べることができる資料があります。

  • 『雑誌新聞総かたろぐ』(メディア・リサーチ・センター 年刊 【Z45-10】)
    2019年版(以後休刊)を児童書研究資料室に開架しています。継続刊行されている逐次刊行物を分野別に紹介しており、国立国会図書館の請求記号が記載されていますので、分野・誌名で国立国会図書館の所蔵を探す場合にも便利です。

  • 大阪府立中央図書館国際児童文学館など、各専門機関の所蔵目録を、児童書研究資料室で所蔵しています。

3. インターネット情報

  • 函館市中央図書館外部サイト
    「蔵書検索・予約」>「雑誌一覧(ジャンル別)」>「戦前雑誌コレクション」で児童雑誌と婦人雑誌の一覧を見ることができます。
  • 「20世紀メディア情報データベース」外部サイト(NPO法人インテリジェンス研究所)
    プランゲ文庫コレクションの雑誌・新聞を記事名から検索できるデータベースです。児童誌も約500タイトル含まれています。利用は有料です。利用契約を結んでいないため、当館では当該データベースを利用できません。
  • 「戦後日本少年少女雑誌データベース」外部サイト(寿限無)
    漫画雑誌を含んだ、戦後刊行された児童雑誌の内容細目です。利用は有料です。利用契約を結んでいないため、当館では当該データベースを利用できません。
  • 「少女雑誌のご紹介」外部サイト(菊陽町図書館)
    熊本県の菊陽町図書館が所蔵する、明治期から昭和期にかけての少女雑誌コレクションが一覧で紹介されています。中原淳一の『ひまわり』などを代表とする女学生向けの雑誌が中心で、いわゆる少女漫画雑誌には注力されていないのが特徴です。著作権の消滅した一部内容が「菊陽町立図書館少女雑誌コレクション」として試行的にオンライン公開されています。

関連情報