目次
1. 児童雑誌(国内刊行)について
2. 所蔵に関する注意点
3. 参考図書
4. インターネット情報
【 】内は当館請求記号です。(ウェブサイトの最終アクセス日: 2017.9.11)
1.児童雑誌(国内刊行)について
児童雑誌は児童誌ともいい、ここでは、 おおむね18歳以下の者が主たる利用者として想定される雑誌を指します。
当館での分類記号はZ32です。ただし『子供の科学』【Z14-112】など分類記号がZ32ではないものもあるので、 分類記号で完全に網羅できるわけではありません。
2. 所蔵に関する注意点
上記の児童雑誌の定義に該当しても漫画雑誌 (調べ方案内 「マンガについて調べる」)の一部や次の資料のように東京本館で所蔵しているタイトルも多数あります。 国立国会図書館オンラインで児童雑誌を検索する際には、必ず「全館」で検索してください。
プランゲ文庫【VH1】
占領期の昭和20年8月~昭和24年までに発行された、 国際子ども図書館の欠号または所蔵のない雑誌が多く含まれています。 ただし、利用は、東京本館:憲政資料室になります。
(参考)調べ方案内 「プランゲ文庫の児童雑誌」
国立国会図書館オンラインで全館検索して「所蔵なし」でも、 以下の特別コレクションに所蔵がある場合があります。
池田宣政(南洋一郎)コレクション【VZ2】
コレクションの中に、池田宣政(南洋一郎)が執筆した作品・記事の掲載誌( 児童雑誌でないものもあります)や、雑誌付録などが含まれています。
3. 参考図書
児童雑誌の定義については、 以下の資料において項目立てされた詳細な解説があります。
- 『子どもの本と読書の事典』
(岩崎書店 1983 【UG2-1】)(児童書研究資料室開架)
- 『児童文学事典』
(東京書籍 1988 【KE112-E1】)(児童書研究資料室開架)
- 『日本児童文学大事典』
(大日本図書 1993 【KG2-E42】)(児童書研究資料室開架)
児童雑誌の所蔵を調べることができる資料には、以下の資料があります。
- 『雑誌新聞総かたろぐ』
(メディア・リサーチ・センター 年刊 【Z45-10】)(最新版を児童書研究資料室に開架)
継続刊行されている逐次刊行物を分野別に紹介しており、国立国会図書館の 請求記号が記載されていますので、分野・誌名で探す場合に便利です。
このほか、大阪府立中央図書館国際児童文学館など、 児童書総合目録参加館を始めとする各専門機関の所蔵目録が、 児童書研究資料室に開架されています。
(参考)調べ方案内 「日本の児童雑誌に関する参考文献を調べるには」
4. インターネット情報
- 絵本ギャラリー コドモノクニ掲載作品検索
『コドモノクニ』(東京社 月刊 【Z32-B158】)のデジタル画像を公開しています。 タイトル、著者名、巻号、キーワードからの検索が可能です。
- 絵本ギャラリー 幼年画報掲載作品検索
『幼年画報』(博文館 月刊 【Z32-B291】)のデジタル画像を公開しています。タイトル、著者名、 巻号、キーワードからの検索が可能です。
- 「函館児童雑誌コレクション及び北海道児童雑誌データベース 」
(http://www.h-bungaku.or.jp/hakodate_jido_zasshi/index.html)
函館市中央図書館所蔵の児童雑誌を中心に、北海道立図書館、北海道文学館、 岩見沢市図書館が所蔵している北海道の児童雑誌を含め作成したデータベースです。 - 「20世紀メディア情報データベース」
(http://20thdb.jp/outline)
プランゲ文庫コレクションの雑誌・新聞を記事名から検索できるデータベース。 利用は有料です。当館では、利用契約を結んでいないため、当該データベースを利用できません。児童誌も約500タイトル含まれています。 - 「戦後日本少年少女雑誌データベース 」
(http://manga-db.jugemu-tech.co.jp/)
漫画雑誌を含んだ、戦後刊行された児童雑誌の内容細目です。 株式会社寿限無が運営する有料サービスです。当館では、利用契約を結んでいないため、当該データベースを利用できません。 - 「明治~昭和 少女雑誌のご紹介 」
(https://www.kikuyo-lib.jp/?page_id=119)
熊本県の菊陽町図書館が所蔵する、 明治期から昭和期にかけての少女雑誌コレクションが一覧で紹介されています。 中原淳一の『ひまわり』などを代表とする女学生向けの雑誌が中心で、 いわゆる少女漫画雑誌には注力されていないのが特徴です。 著作権の消滅した一部内容が「菊陽町立図書館少女雑誌コレクション」として試行的にオンライン公開されています。
(https://kikuyo.iri-prpject.org/)