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無機化合物について調べる

無機化合物について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
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目次

1. データ集
2. 合成法を調べる参考図書
3. 抄録集

 

1. データ集

  • 『無機化合物・錯体辞典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (中原勝儼著 講談社 1997.6 【PA2-G23】)
    無機化合物、金属錯体等について物質ごとに解説した辞典で、約1万件の項目が収載されています。IUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry;国際純正応用化学連合)命名法をもとにした化合物命名法に準拠した化合物名を50音順に配列しています。一般的な名称、英語名、化学式、合成法、構造(結晶構造・大きさなど)、性質(融点、沸点、可溶性、色、安定性など)のほか、主要な化合物については歴史や用途などの記載もあります。表紙裏に元素周期表、原子量表が、巻末に、「無機化学命名法」、「配位子略号一覧」(略号、名称、構造式/分子式)、化学式索引、英文索引があります。
  • 『元素大百科事典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Per Enghag[著] 朝倉書店 2007.11 【PA2-J4】)
    元素について、その性質に関する様々なデータに加え、発見史や人類との関係にみる歴史的考察、元素の原料と生産に関わる情報(世界の分布、採取源・採取法)、現在の用途など、多岐にわたる情報が様々な付表とともに分かりやすく解説している事典です。導入部(1-4章)では、「元素とは何か」からはじまり、16世紀以降の元素発見の史実、名前の由来、生物と元素との関係、地球化学と元素との関係等について解説されています。5章からは元素ごとに、性質(一般的な化学的性質のほか、熱伝導率、線膨張率、抵抗率、弾性特性といった物理的性質、熱力学的性質、核磁気共鳴(NMR)データ、特性x線、x線吸収といった原子核の性質のデータなど)、発見史、採取・生産法、埋蔵量、抽出・製造法、用途とおもな化合物・合金、生化学と環境問題に関するデータなどの解説があります。元素はまず金・銀・銅・鉄の4元素が、その後は周期表の族順に記載されています。ただし、途中の10章には元素発見に活躍した道具(吹管・分光計)、分析法についての解説があります。また、導入部には、「地殻・海水・人体内における元素の分布」(pp.8-9) 「地殻内の元素濃度」(p.34)などのデータが表で掲載されています。巻末に事項索引と人名索引(共に50音順)があります。
  • "Dictionary of inorganic compounds"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (1st ed. Chapman & Hall 1992- 【PA2-A100】)
    無機化合物の基本的な性質(または性質が記載されている文献名)を掲載した全9巻の事典です。本文は化合物ごとに項目立てされ、各化合物の分子式のアルファベット順に配列しています。
    第1-3巻が本編で、第4巻、第5巻が第1-3巻までの索引(名称、CAS番号、構造型別(同型内では名称順)、分子式)となっており、第6-9巻には第3巻までに含まれない新たな化合物を収載し、各巻末に索引(名称、CAS番号、分子式)があります。
    各項目では、分子式、整理番号、名称、別名、CAS番号、異性体の立体化学を表す構造式、分子量、分光データ、合成経路、概要(結晶作用の外観と物理状態)、立体異性体、誘導体、物性データ、安定性の徴候、危険性データ、参考文献などについての記述があります。
  • "Comprehensive inorganic chemistry II : from elements to applications"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Elsevier [2013] 【PA212-B3】)
    "Comprehensive inorganic chemistry"(Pergamon Press 1973 【当館未所蔵】)を置き換える形で刊行された、無機化学全般についての資料です。典型元素、生物無機化学、半導体・材料無機化学、触媒などを取り上げ解説しています。全9巻から成り、「v. 1. Main-group elements, including noble gases」(希ガスを含む典型元素)、「v. 2. Transition elements, lanthanides and actinides」(遷移元素、ランタノイドおよびアクチノイド)、「v. 3. Bioinorganic fundamentals and applications : metals in natural living systems and metals in toxicology and medicine」(生物無機化学の基礎と応用)、「v. 4. Solid-state materials, including ceramics and minerals」(セラミックスと鉱物を含む半導体材料)、「v. 5. Porous materials and nanomaterials」(多孔質材料とナノ材料)、「v. 6. Homogeneous catalytic applications」(均一触媒作用的応用)、「v. 7. Surface inorganic chemistry and heterogeneous catalysis」(表面無機化学と金属系触媒)、「v. 8. Coordination and organometallic chemistry」(配位と有機金属化学)、「v. 9. Theory and methods」(理論と方法)となっています。各巻の巻頭に総目次が、第9巻の巻末に総索引があります。
  • "Handbook of inorganic compounds"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Dale L. Perry 2nd ed. CRC Press c2011 【PA2-B52】)
    無機化合物の基本的な性質を掲載した事典です。物質名称のアルファベット順に配列し、3620項目の無機化合物の物性データを掲載しています。各項目では、化学式、分子式、別名、分子量、CAS番号、溶解度、密度、融点、沸点、化学反応、熱伝導率、熱膨張率のほか、色、粘度、硬度、格子定数、電気抵抗率、ポアソン比、比誘電率、蒸気圧、蒸発熱、融解熱、合成法、用途についての記述があります。本文中に記載されている物性データの典拠は、巻頭(Literature Cited)で確認できます。
    巻末に、CAS番号、分子式、名称および同義語の索引が付されています。
  • "The chemistry of the actinide and transactinide elements"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Fourth edition Springer [2010] 【PA225-B95】)
    アクチノイドと超アクチノイド元素の化学的性質や反応速度、化合物、抽出・単離など各種取扱い技術や実験法、分析や分光法の技術、応用、危険性評価法などについて書かれた全6巻のハンドブックです。特にウラン(第1巻pp.253-698)とプルトニウム(第2巻pp.813-1264)に多くのページが割かれています。全体は39章からなり、第2-13章はアクチノイド各論、第14章は超アクチノイド元素、第15章以降はスペクトルや構造化学、生体内での作用等、より詳細な性質について物質ごとに比較しながら述べています。各章末に参考文献が、各巻末に全巻分の件名索引があり、著者名索引が第6巻の巻末にあります。
  • "Landolt-Bornstein" (6. Aufl. Springer 1950- 【530.83-L258z6】 【M5-2】)
  • "Landolt-Bornstein New Series"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Springer 1961- 【M5-B1】)
    化学・物理・工学などの研究雑誌の原著論文等を元に作成されたファクトデータ集です。「Group I Elementary Particles, Nuclei and Atoms / Nuclear Physics and Technology(核物理と素粒子物理)」「Group II Molecules and Radicals / Nuclear and Particle Physics / Atomic and Molecular Physics(原子物理と分子物理)」、「Group III Condensed Matter / Crystal and Solid State Physics(結晶物理と固体物理)」「Group IV Physical Chemistry(物理化学)」「Group V Geophysics(地球物理学)」「Group VI Astronomy and Astrophysics(天文学と宇宙物理学)」「Group VII Biophysics(生物物理学)」「Group VIII Advanced Materials and Technologies(新素材と新技術)」の8グループから構成されます。
    冊子体の資料による検索(「Substance Index」及び「Comprehensive Index」)のほか、ホームページ「Springer Materials」外部サイトへのリンク(Springer)(http://www.springermaterials.com/)及び「Landolt-Bornstein Substance / Property Index」外部サイトへのリンク(Universitat Hamburg)(http://lb.chemie.uni-hamburg.de/)で、キーワード、物質名等から、収載巻号、ページ数の検索が可能です。

 

2. 合成法を調べる参考図書

  • "Inorganic Syntheses" (J. Wileyほか 1939-)
    無機化合物の合成法、合成条件、化学反応式、使用器具、収率、物性値(密度、結晶構造・大きさ、スペクトル、X線回折データ等)が掲載されています。各巻の巻末にINDEXが付いているほか、1巻から30巻までは、"Collective Index for Volumes 1-30"を用いて、著者名(Contributor Index)、物質名・物質群名(Subject Index)、分子式(Formula Index)、CAS番号から検索することができます。
    また、出版者のホームページ「Wiley Online Library」外部サイトへのリンク(John Wiley & Sons, Inc.)(http://onlinelibrary.wiley.com/)で、Publication titles を「Inorganic syntheses」と指定して検索し、各巻のリンクをたどることで、各章の概要を閲覧することができます。
  • Reaxys外部サイトへのリンク (当館契約データベース:館内限定)
    "Gmelins Handbuch der anorganischen Chemie"(Springer-Verlag 【PA1-2】)および"Beilsteins Handbuch der organischen Chemie"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(Springer-Verlag 【PA1-B2】)の記載内容等を収載した化学系データベースです。物質名、CAS番号、構造式などから、製造方法、物性データ、安全性、利用方法等を検索できます。例えば、酸化鉄(ferrous oxide :CAS番号=1345-25-1)を検索した場合、検索結果として、「Available Data > Use/Application > Use」で、「Metal oxide colorant」(着色剤)、「Available Data > Physical Data」で、「Heat Capacity」(熱容量)、「Available Data > Spectra」で、「IR Spectroscopy」(赤外線スペクトル)などがヒットします。

 

3. 抄録集

  • "Chemical Abstracts"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Chemical Abstracts Service 1907-2009 【Z53-A495】)
  • Chemical Abstracts Web Edition (当館契約データベース:館内限定)
    米国化学会(American Chemical Society:ACS)の下部組織であるChemical Abstracts Service(CAS)が発行する、化学関係の代表的な抄録誌です。1907年創刊で、収録対象範囲は広義の化学・化学工学分野で、物理学・生物学・農学・医学・薬学などの関連分野も含んでいます。Author Index(著者索引)、General Subject Index(キーワード索引)、Patent Index(特許番号索引)、Chemical Substance Index(化学物質索引)、Formula Index(分子式索引)があります。
    「Chemical Abstracts Web Edition」では1997年以降刊行分を検索できます。「Chemical Abstracts Web Edition」を使用する場合は、科学技術経済・情報室、関西館総合閲覧室の特定の端末をご利用ください。

 

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