トップ調べ方案内科学技術・医学自然科学化学>有機化合物について調べる

有機化合物について調べる

有機化合物について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版や巻号によって請求記号が異なります。国立国会図書館オンラインでタイトルからお調べください。

目次

1. 参考図書・データ集
2. 合成法を調べる参考図書
3. 抄録集

 

1. 参考図書・データ集

  • 『有機化合物辞典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (講談社 1985.11 【PA2-181】)
    約8,000の有機化合物のデータを物質名称の50音順に記載した辞典です。本文の前のページ(p.x)に主要な文献略記法・略号が載っています。本文では化合物名、英語名、CAS番号、化学物質官報公示番号(化審法)、分子式、分子量、構造式、物性データ(融点、沸点、色など)、製法、用途、存在(例:チーズなどの食品中に見出される)、毒性、取扱い上の注意が記述されているほか、製法などの参考文献が記載されている項目もあります。巻末にアルファベット順索引があります。この巻末索引は英語名からだけでなく、別名、商品名、略号から引くことも出来ます。
  • "Dictionary of organic compounds"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (6th ed. Chapman and Hall 1996- 【PA2-A119】)
    有機化合物の基本的な性質(または性質が記載されている文献名)について、化合物の名称のアルファベット順に掲載している全9巻の事典です。第1巻の巻頭には、本書の記載事項の解説と略語一覧を掲載しています。本文には、化合物の名称、整理番号、別名、CAS番号、構造式、分子式、分子量、用途、物性データ、危険性データ、立体異性体・誘導体、参考文献を記載しています。第7巻が名称索引、第8巻が化学式索引、第9巻がCAS番号索引となっています。
  • "Dictionary of natural products"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Chapman & Hall 1994- 【PA2-A116】)
    天然物の基本的な性質(または性質が記載されている文献名)について、天然物の名称のアルファベット順に掲載されている全8巻の事典です。第1巻の巻頭には、本書の記載事項の解説と略語一覧を掲載しています。第8巻は補遺で、新たな化合物が追加されています。本文には、天然物の名称、整理番号、別名、CAS番号、構造、分子式、分子量、出典、用途、物性データ、危険性データ、立体異性体・誘導体、参考文献を記載しています。
    第1~5巻の物質名称・分子式・CAS番号索引が第6巻に、種類別・生成生物学名索引が第7巻の巻末にあります。第7巻には、天然物の各種の構造型の詳細な説明も記載しています。第8巻の物質名称・分子式・CAS番号索引は、第8巻の巻末にあります。
  • "Dictionary of alkaloids"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (2nd ed CRC Press c2010 【YU111-B934】)
    アルカロイドの基本的な性質、危険性などがアルファベット順に掲載されている事典です。巻頭に本書の記載事項の解説と略語一覧を掲載しており、本文の前にさまざまなアルカロイドの生合成情報、本書で使われている数字の付け方、各アルカロイドの種類の主な特徴といった基本情報の解説を収載しています。本文には、アルカロイドの名称、整理番号、別名、CAS番号、構造式、分子式、分子量、物性データ、危険性データ、立体異性体・誘導体、参考文献を記載しています。巻末に名称・分子式・CAS番号・種類別・生成物の学名別の各索引があります。
  • "Dictionary of carbohydrates with CD-ROM"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (2nd ed. Chapman & Hall/CRC 2006 【YU111-B583】)
    炭水化物のデータを物質名称のアルファベット順に記載した事典です。炭水化物の名称、整理番号、別名、CAS番号、構造式、分子式、分子量、概要、物性データ(外観、融点と沸点、旋光度、密度、屈折率、溶解性、pKa値)、分光データ、誘導体とその別名、関連CAS番号、危険性データと毒性情報、参考文献などを記載しています。巻末に名称・化学種別(例:gluco-Hexoses)索引があります。なお、付属のCD-ROMは当館では利用出来ません。
  • "Aromatic hydroxyketones : preparation and physical properties"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (3rd ed. Springer c2011 【PA325-B65】)
    医薬品、染料、化粧品、保存剤等の原料に用いられるヒドロキシケトン約6,000について、物性データをまとめた資料です。第1巻は、医薬品、染料、香料等、広範囲な分野で有用なヒドロキシベンゾフェノン、第2・3巻は、ポリマー、ファインケミカル等、有機化学合成で多用途素材の原料となるヒドロキシアセトフェノン類、第4巻は、ヒドロシキプロピオフェノン類等を記載しています。物質ごとに、分子名、分子式、分子量、構造式、物性データ(融点、沸点、スペクトル、酸解離定数など)やCAS番号を掲載しています。第4巻の巻末には、参考文献一覧、索引(分子式、CAS番号、名称)があります。
  • "Comprehensive natural products chemistry"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Elsevier 1999 【PA325-A99】)
    天然物化学の定義、生合成や生合成経路、機能、生化学的メカニズム、構造、縮合反応、不活性化、分離法、精製法などに関する研究論文を136本収載しています。全9巻から成り、「第1巻 Polyketides and Other Secondary Metabolites Including Fatty Acids and Their Derivatives(ポリケチドと二次代謝産物(脂肪酸とその誘導体を含む))」、「第2巻 Isoprenoids Including Carotenoids and Steroids(イソプレノイド(テルペン)、カロチノイド、ステロイド)」、「第3巻 Carbohydrates and Their Derivatives Including Tannins, Cellulose, and Related Lignins(炭水化物とその誘導体(タンニン、セルロース、リグニンを含む))」、「第4巻 Amino Acids, Peptides, Porphyrins, and Alkaloids(アミノ酸、ペプチド、ポルフィリン、アルカロイド)」、「第5巻 Enzymes, Enzyme Mechanisms, Proteins, and Aspects of NO Chemistry(タンパク質(酵素))」、「第6巻 Prebiotic Chemistry, Molecular Fossils, Nucleosides, and RNA(プレバイオティクス、分子化石、ヌクレオシド、RNA)」、「第7巻 DNA and aspects of molecular biology(DNAと分子生物学)」、「第8巻 Miscellaneous Natural Products Including Marine Natural Products, Pheromones, Plant Hormones, and Aspects of Ecology(その他の天然物(海洋天然物、フェロモン、植物ホルモンを含む))」、「第9巻 Cumulative Indexes(総索引)」となっています。各巻頭に略語一覧が、各巻末に著者名・項目索引が、第9巻に分子式と項目の総索引があります。続刊として"Comprehensive natural products II : chemistry and biology"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク【PA325-B48】があります。
  • "Comprehensive natural products II : chemistry and biology"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Elsevier 2010 【PA325-B48】)
    上記"Comprehensive natural products chemistry"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク【PA325-A99】の続刊で、天然物の生合成や生合成経路、構造、機能、毒性、分離法、加工法、用途、将来展望などに関する研究論文を192本収載しています。全10巻から成り、第1巻と第2巻は「Natural Products Structural Diversity, Secondary Metabolites(天然物の構造の多様性)」で、二次代謝物の組織、生合成、資源、構造を化学生物学の観点から解説しています。「第3巻 Development and Modification of Bioactivity(生物活性の発生と変態)」では、食品や化粧品、甘味料、ワイン、ビール、お茶、コーヒーなどの化学を解説し、中国伝統医療(CTM)とインドの伝統医療アユルヴェーダを化学的に分析しています。「第4巻 Chemical Ecology(化学生態学)」では、植物や昆虫のホルモン、脊椎動物や無脊椎動物のフェロモン、動植物や微生物の毒性と防御策、人間と環境との相互作用などを論じています。「第5巻 Amino Acids, Peptides and Proteins(アミノ酸、ペプチド、蛋白質)」、「第6巻 Carbohydrates, Nucleosides and Nucleic Acids(炭水化物、ヌクレオチド、核酸)」、「第7巻 Cofactors(共同因子)」、「第8巻 Enzymes and Enzyme Mechanisms(酵素とそのメカニズム)」は、それぞれ生合成や合成経路、分子構造、機能、用途などを解説しています。「第9巻 Modern Methods for the Investigation of Natural Products(天然物の最近の研究方法)」では、クロマトグラフィー(色層分析)や高分子X線結晶学、円二色性分光法、立体構造解析など、各種技術を用いた研究方法について論じています。第10巻は総索引です。ほとんどの論文の末尾に執筆者の顔写真と略歴が、第10巻は項目の総索引の前に総目次、執筆者一覧、監修者と各巻の編者の略歴を収録しています。
  • "Dictionary of common names"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (2nd, extensively enl. ed. Wiley-VCH 2001 【PA2-A144】)
    慣用名から引く有機化合物事典で、全5巻から成る書籍です。記載されている情報量は少ないですが、40,027件の構造式(慣用名では51,962件)の物質を掲載しています。本文には、物質の英名、整理番号、ドイツ名、構造式、分子式、CAS番号、立体異性体情報、その化合物についてさらなる情報が記載されている参考文献の情報を記載しています。一つの慣用名がある範囲の立体異性体を意味する場合は、必ずしも一つの化合物を特定できるとは限らないため、注記が付されています。また、ドイツ語に対応する英語が存在しないことがあるため、慣用名は必ずしも一対一対応となっていないことがあります。第5巻はアルファベット順索引となっています。
  • "Encyclopaedia of the terpenoids"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Wiley c1982 【PA2-A11】)
    テルペノイド(植物、微生物、昆虫のフェロモンなどに見られる)をアルファベット順に配した全2巻の事典です。1979年までの文献を網羅しています。物質の名称、分子式、分子量、融点、比旋光度([α]D)、備考(存在・採集可能場所(例:台湾産マツの一部、葉の色素として、など)、形態、構造の決定要素など)、参考文献、構造式を記載しています。第2巻巻末に分子式索引と分類別索引があります。
  • "Handbook of physical-chemical properties and environmental fate for organic chemicals"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (2nd ed. CRC/Taylor & Francis 2006 【NA2-B10】)
    有機化合物の物性データ・化学的性質・環境動態を収載しています。全4巻で、「第1巻 Introduction and Hydrocarbons(概要と炭化水素)」、「第2巻 Halogenated Hydrocarbons(ハロゲン化炭化水素)」、「第3巻 Oxygen Containing Compounds(酸素含有化合物)」、「第4巻 Nitrogen and Sulfur Containing Compounds and Pesticides(窒素・硫黄含有化合物と農薬)」となっており、各巻は種類別に章立てされています。それぞれの化合物の名称、構造式、慣用名、別名、化学名、CAS番号、分子式、分子量、融点、沸点、密度、モル体積、酸解離定数、蒸発熱(エンタルピー)、昇華熱、融解熱、融解エントロピー、水への溶解度、蒸気圧、ヘンリー定数、オクタノール・水分配係数(logKOW)、オクタノール・気体分配係数(logKOA)、生物濃縮係数(logBCF)、有機炭素吸着係数(logKOC)、環境動態速度定数・半減期、多様な状況下での半減期などを記載しています。各章の末尾に厳選されたデータの表と参考文献を掲載しています。第4巻巻末に記号と略号のリスト、アルファベット順名称索引、CAS番号索引があります。
  • "Landolt-Bornstein" (6. Aufl. Springer 1950- 【530.83-L258z6】 【M5-2】)
  • "Landolt-Bornstein New Series"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Springer 1961- 【M5-B1】)
    化学・物理・工学などの研究雑誌の原著論文等を元に作成されたファクトデータ集です。「Group I Elementary Particles, Nuclei and Atoms / Nuclear Physics and Technology(核物理と素粒子物理)」「Group II Molecules and Radicals / Nuclear and Particle Physics / Atomic and Molecular Physics(原子物理と分子物理)」、「Group III Condensed Matter / Crystal and Solid State Physics(結晶物理と固体物理)」「Group IV Physical Chemistry(物理化学)」「Group V Geophysics(地球物理学)」「Group VI Astronomy and Astrophysics(天文学と宇宙物理学)」「Group VII Biophysics(生物物理学)」「Group VIII Advanced Materials and Technologies(新素材と新技術)」の8グループから構成されます。
    冊子体の資料による検索(「Substance Index」及び「Comprehensive Index」)のほか、ホームページ「Springer Materials」外部サイトへのリンク(Springer)(http://www.springermaterials.com/)及び「Landolt-Bornstein Substance / Property Index」外部サイトへのリンク(Universitat Hamburg)(http://lb.chemie.uni-hamburg.de/)で、キーワード、物質名等から、収載巻号、ページ数の検索が可能です。

 

2. 合成法を調べる参考図書

  • "Science of synthesis"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク ([5th ed.] Thieme 【PA322-B14】)
    物質の合成法(化学反応式、合成条件、合成手順、収率など)を解説した資料です。対象物質を分子構造が類似するもので6つに分類し、章立てしています。各章では、合成過程における特徴(例:アルケンの水素化反応における、水素の解離吸着モデル)を解説し、そのあとに各物質の合成法等を記述しています。
    分子構造による分類は、(1)Organometallics(有機金属化合物)、(2)Hetarenes and Related Ring Systems(ヘテロアローンと関連環式化合物)、(3)Compounds with Four and Three Carbon - Heteroatom Bonds(炭素-ヘテロ原子の結合を4つまたは3つ持つ炭素原子を含む化合物)、(4)Compounds with Two Carbon - Heteroatom Bonds(炭素-ヘテロ原子の結合を2つ持つ炭素原子を含む化合物)、(5)Compounds with One Saturated Carbon - Heteroatom Bond(炭素-ヘテロ原子の結合を1つ持つ炭素原子を含む化合物)、(6)Compounds with All-Carbon Functions(全てが炭素原子でできている化合物)、の6つです。分類ごとにそれぞれCumulative Index(分子式、キーワード(物質名)、著者索引)があります。
    6つの分類はさらに細分類され、細分類ごとに巻にまとめられています。総目次の巻があり、細分類の一覧と収載巻が掲載されています。細分類を調べて収載巻を特定することもできます。各巻は巻末にキーワード(物質名)、著者索引があります。2009年刊行の48巻で完結しており、2010年以降は補遺版が刊行されています。補遺版の巻末には、物質名称索引、分子式索引、反応分類別索引があります。
  • "Comprehensive heterocyclic chemistry"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Pergamon Press 1984 【PA325-A22】)
  • "Comprehensive heterocyclic chemistry II"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Pergamon 1996 【PA325-A103】)
  • "Comprehensive heterocyclic chemistry III"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Elsevier 2008 【PA325-B29】)
    複素環式化合物の構造(X線分析、NMRデータ、スペクトル、分光学的性質、熱力学的特性など)、反応性(還元、酸化、凝縮など)、誘導体、合成、応用(農業生物学、薬理学、細菌学、医学など)、用途などに関する研究論文を収載しています。それぞれ、Iが全8巻(1982年まで。第8巻が物性データ・著者名・項目・複素環の各索引)、IIが全12巻(1982-1995年。第10巻が著者名・複素環の各索引、第11巻が項目索引)、IIIが全15巻(1995-2007年。第15巻が項目総索引)で、各巻は複素環の数ごとにまとめられています。IIIでは各論文の最後に参考文献と著者の顔写真および経歴が載っています。
  • "Organic Syntheses" (J. Wileyほか 1939-)
    有機化合物の合成法、合成条件、化学反応式、使用器具、収率、スペクトル、他の合成法との比較等が掲載されています。各巻の巻末にINDEX(著者名、物質名索引)があるほか、概ね5巻ごとに総合索引があります(例:84巻末に80~84巻の索引)。
  • Reaxys外部サイトへのリンク (当館契約のデータベース:館内限定)
    "Gmelins Handbuch der anorganischen Chemie"(Springer-Verlag 【PA1-2】)および、"Beilsteins Handbuch der organischen Chemie"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(Springer- Verlag 【PA1-B2】)の記載内容等を収載した化学系データベースです。物質名、CAS番号、構造式などから、製造方法、物性データ、安全性、 利用方法等を検索できます。例えば、酸化鉄(ferrous oxide :CAS番号=1345-25-1)を検索した場合、検索結果として、「Available Data > Use/Application > Use」で、「Metal oxide colorant」(着色剤)、「Available Data > Physical Data」で、「Heat Capacity」(熱容量)、「Available Data > Spectra」で、「IR Spectroscopy」(赤外線スペクトル)などがヒットします。

 

3. 抄録集

  • "Chemical Abstracts"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (Chemical Abstracts Service 1907-2009 【Z53-A495】)
  • 「Chemical Abstracts Web Edition」 (当館契約のデータベース:館内限定)
    米国化学会(American Chemical Society:ACS)の下部組織であるChemical Abstracts Service(CAS)が発行する、化学関係の代表的な抄録誌・抄録データベースです。1907年創刊で、収録対象範囲は広義の化学・化学工学分野で、物理学・生物学・農学・医学・薬学などの関連分野も含んでいます。Author Index(著者索引)、General Subject Index(キーワード索引)、Patent Index(特許番号索引)、Chemical Substance Index(化学物質索引)、Formula Index(分子式索引)があります。
    「Chemical Abstracts Web Edition」では1997年以降刊行分を検索できます。「Chemical Abstracts Web Edition」を使用する場合は、科学技術経済・情報室、関西館総合閲覧室の特定の端末をご利用ください。

 

関連する「調べ方案内」

  • 国立国会図書館
  • NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索・申込システム
  • 国立国会図書館サーチ
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • ひなぎく
  • レファレンス協同データベース
  • 本の万華鏡