電子部品・半導体産業について調べるには(統計・名鑑・インターネット情報源等)

ここで取り上げる電子部品・半導体産業は、日本標準産業分類外部サイトの中分類28「電子部品・デバイス・電子回路製造業」におおむね該当します。

電子部品・半導体産業について調べるための資料には以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力してお調べください。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。

1. 統計資料、名鑑類、調査・レポート等

  • 『電子部品年鑑』(中日社 年刊 【Z43-816】)*
    日本の電子部品産業の概況をまとめています。半導体、ディスプレイデバイス、自動車用電子部品、電子材料、光部品、各種センサなどが取り扱われています。

  • 『半導体工場ハンドブック』(産業タイムズ社 年刊 【Z16-B428】)*
    半導体工場をめぐる業界動向、市場動向などが掲載されています。国内の主な半導体工場一覧のほか、韓国、台湾、中国、東南アジアの半導体工場マップが掲載されています。

  • 『半導体・FPD製造装置販売統計』(日本半導体製造装置協会 年刊 【Z3-B83】)*
    日本半導体製造装置協会の会員企業を調査対象にした統計です。半導体およびフラットパネルディスプレイ製造装置の日本市場販売高や、世界の半導体製造装置販売高が掲載されています。

  • 『プリント回路メーカー総覧』(産業タイムズ社 年刊 【Z43-2631】)*
    国内外のプリント回路メーカー、プリント回路実装メーカー、プリント回路用主要装置・材料メーカー、EMSメーカーなどを取り扱っています。

  • 『半導体産業計画総覧』(産業タイムズ社 年刊 【Z43-468】)*
    日本、欧米、韓国、台湾、中国のIC・半導体メーカー各社の製品戦略、設備投資計画、工場別設備計画などが掲載されています。巻末に会社名・工場名索引があります。

以下に紹介するタイトルは、電子部品・半導体産業に関する代表的な調査・レポートです。ここで紹介する資料の出版者名を手がかりにして、このほかの調査・レポートを探すことができます。国立国会図書館サーチのキーワード欄に、調べたいキーワードに加えて出版者名を入力し、資料種別を「図書」と「雑誌」に絞り込んで検索してください。

  • 『注目メカトロニクスパーツ市場実態総調査』(富士経済 年刊)*
    コントローラやセンサなどの各種メカトロニクスパーツを取り上げています。品目ごとに市場規模推移やマーケットシェアが掲載されています。
  • 『○○年までの電子部品技術ロードマップ』(電子情報技術産業協会 2-3年に1回刊)*
    電子部品技術に関する10年後までのロードマップを示した資料です。
  • 『コンデンサ市場・部材の実態と将来展望』(日本エコノミックセンター 年刊)*
    コンデンサ市場、コンデンサ関連部材市場、コンデンサメーカーの動向と展望が掲載されています。
  • 『ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』(富士キメラ総研 年刊)*
    ディスプレイデバイス、ディスプレイ関連部材の市場動向やディスプレイメーカーの事業戦略を調査しています。市場概況やメーカーシェア、生産動向などが掲載されています。
  • 『電子ディスプレーメーカー計画総覧』(産業タイムズ社 年刊)*
    フラットパネルディスプレイ業界各社の動向、工場別設備計画が掲載されています。工場別設備計画では、各工場の生産品目、生産能力などがわかります。
  • 『イメージング&センシング関連市場総調査』(富士キメラ総研 1-2年に1回刊)*
    半導体デバイス、光学デバイス、光学デバイス製造関連製品などの光学機器に関する調査レポートです。

このほか、電子部品・半導体産業について調べる資料には、以下のようなものがあります。

  • 『エレクトロニクス実装ニューマテリアル便覧』(富士キメラ総研 年刊)*
  • 『先端/注目半導体関連市場の現状と将来展望』(富士キメラ総研 年刊)*
  • 『一般電子部品メーカーハンドブック』(産業タイムズ社 年刊)*
  • 『電子情報産業の世界生産見通し』(電子情報技術産業協会 年刊)
  • 『電子デバイス戦略マップ』(日本電子デバイス産業協会 年刊)*
  • 『次世代パワーデバイス&パワエレ関連機器市場の現状と将来展望』(富士経済 年刊)*
  • 『レーザー照明・ディスプレイ産業動向・市場予測レポート』(オプトロニクス社 年刊)*
  • 『EMC・ノイズ対策市場の実態と将来展望』(日本エコノミックセンター 隔年刊)*
  • 『半導体製造装置・部材最前線』(産業タイムズ社 隔年刊)*
  • 『ミニ/マイクロLEDハンドブック』(産業タイムズ社 隔年刊)*
  • 『エレクトロニクス先端材料の現状と将来展望』(富士キメラ総研 隔年刊)*
  • 『電子デバイス用基板とCMP関連市場分析レポート』(グローバルネット 不定期刊)*
  • 『タッチパネル/フレキシブル&車載ディスプレイと構成部材市場の将来展望』(富士経済 不定期刊)*
    2020までのタイトルは『タッチパネル/フレキシブルディスプレイと構成部材市場の将来展望』です。
  • 『最新半導体業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム 不定期刊)
  • 『最新電子部品産業の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム 不定期刊)
  • 『半導体材料市場の現状と将来展望』(富士経済 不定期刊)*
  • 『Society 5.0時代の注目エレクトロニクス』(富士キメラ総研 不定期刊)*
    2019年版のタイトルは『Society 5.0時代の注目電子部品』です。
  • 『マイクロLED/ミニLEDの最新動向・市場予測』(R&D支援センター 2022 【DL475-R1】)
  • 『化合物半導体関連市場の現状と将来展望 2022』(富士キメラ総研 2022 【DL475-M235】)
  • 『半導体業界の製造工程とビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社 2022 【DL475-M165】)
  • 『最新エレクトロニクス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム 2021 【DL475-M125】)
  • 『FOWLP/FOPLP/先端パッケージ市場分析 2020』(グローバルネット 2020 【YU7-M1570】)
  • 『マイクロLED市場・技術トレンド』(サイエンス&テクノロジー 2020 【DL475-M108】)*
  • 『IoTセンサー総覧 2019』(日経BP社 2019 【DL461-M64】)*
  • 『次世代FPCの市場と材料・製造技術動向』(サイエンス&テクノロジー 2020 【DL475-M100】)*
  • 『最新電子部品業界大研究』(産学社 2019 【DL475-M59】)
  • 『パワーデバイス関連ビジネス企業戦略総調査 2019年版』(富士経済 2019 【DL475-M103】)*

2. 専門雑誌・新聞

『資料名』(書誌情報)の後ろに**が付いている資料は、雑誌記事索引の採録誌です。国立国会図書館サーチで、目次を検索できる場合があります。

3. 国立国会図書館サーチで検索するには

ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索することができます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。キーワードには「半導体」、「電子部品」などのほか、「市場」や「調査」、「報告」、「名簿」、「統計」のように形式を示すキーワードがあります。

ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

これらの分類記号に、必要に応じてキーワードを追加して検索します。詳細検索で「NDLC」の欄に分類記号を入力して検索してください。

図書

  • 電子機械工業・電子工業 DL471
  • 通信機械・器具、電子応用装置 DL475

雑誌

  • 電気工学・電気機械工業 ZN31
  • 電子工学・電気通信 ZN33

件名

「電子部品工業」、「半導体産業」、「半導体」、「電子部品」、「電子回路」、「電子機械・器具工業」などが代表的な普通件名として挙げられます。
Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し図書の分類として紹介する「DL475」、「DL471」で検索をすると、電子部品・半導体産業に関するそのほかの普通件名も探すことができます。

4. インターネット情報源

このほか、電子部品・半導体産業について調べるためのインターネット情報源には、以下のようなものががあります。

関連するレファレンス事例(レファレンス協同データベース)へのリンク

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